【テーマ:食】小林惠智さんから学んだ「もったいない」の意味
2017年12月9日

2017年10月にインドネシア、ミャンマーそして日本の子ども・大人たちと「せかい!動物かんきょう会議 in 南伊豆」を開催しました。それに先立ち、伊豆ユネスコ自然学校にて合宿をしました。

私たちは朝の小林惠智さん(伊豆ユネスコ自然学校代表)のお話で、
『もったいない運動』をもっと日本から世界に発信することの大切さを学びました。

わたしたち日本の食料自給率は38%と低く、その大半を海外からの輸入に頼っています。しかし、その反面、食べ残し等によって1/4もの食料がゴミとして廃棄されています。

日本で廃棄される「食べ物」の総量は、世界の飢餓を救える総量以上であるそうです。

人間のために、牛や豚、鶏、魚などの動物たち、そして穀物や野菜などの生命が消費されています。わたしたちは、調理された食事を「おいしい」や「まずい」とは感じても、そこに「生命」を感じることはほとんどありません。人間の生命を持続させるために、犠牲となる生命があり、その1/4が無駄に廃棄されています。

食前の「いただきます」というの挨拶は、
「わたしの命のために、あなたの命をいただきます。そして、自分の命を生かします。あなたの命を無駄にはしません。」という感謝と誓いの言葉だということを学びました。

食育のテーマとして、オーガニックな食材、健康にいい食生活、地産地消などだけでなく、この『食のたべのこし』を「動物かんきょう会議」の第一のテーマとすることが必要だと再認識しました。そして、世界的視点にたって、この事実を子どもたちに伝えたい。自分ファーストの「食育」から、世界からお腹を空かせた人たちがいなくなる「食育」、生命が大切にされる「食育」について考えるきっかけを提案していきたい。提案していくと決めました。

(文:イアン)

 


伊豆ユネスコ自然学校の朝。邦さんが準備してくださった「禅の朝ごはん」

豆乳がゆ・根菜のきのこ汁・大根煮物・漬物

 

 

 

 

 

 

 

 

 


絵本シリーズ「動物かんきょう会議」 第5話「グルメが地球を滅ぼすの?」より

 

ここでまたもや口をはさんだDr.ラビ。
「コホン、ちなみにですね。日本では供給した食料の4分の1が無駄にされています。ハイ」
トラジーが身をのりだしてきました。
「それはほんとうかい? わしの国ではほとんどの仲間がいつも腹をすかしているというのに・・・ふむ」

 

「はいっ。世界では人口の約7分の1つまり10億人以上の人類が常に飢餓状態にあります。そして・・・」
もったいぶって深呼吸したDr.ラビ。
「なんと毎日、4万人ちかくが餓死しております・・・」
「・・・」動物たちはあまりのショックに声もでません。ワニールが声を震わせました。
「世の中狂ってるぞおっ・・・世界のほんの一部の連中がグルメブームとかいっては地球の食料を食いあらしてるせいだっ!」

 


 

日本教育新聞(2017年12月11日発行)の記事より

 

 


 

ドイツでの食肉産業の現実を伝えるZDFのドキュメント番組「家畜動物たちの日常」。痛みを伴う屠殺が法律で禁止されているドイツで、最新システムで運営する食肉工場にカメラが入ります。また、にわとり、七面鳥、豚や牛たちの日常と、動物たちの瞳に映る映像がわたしたちに問いかけます。

 

ドイツZDF ドキュメンタリー番組
「家畜動物たちの日常」

https://www.zdf.de/dokumentation/37-grad/unser-taeglich-tier-huehnchen-massenproduktion-in-100.html

Unser täglich Tier

Eine moderne Fleischfabrik schlachtet bis zu 22.000 Schweine oder 240.000 Hähnchen am Tag. 37 Grad blickte im Jahr 2014 hinter die Kulissen Fleischfabriken und gibt Einblicke in die Tierproduktion.

Beitragslänge:
44 min
Datum:

 


ドイツZDF ドキュメンタリー番組

「家畜動物たちのトランスポート」

https://www.zdf.de/dokumentation/37-grad/37-geheimsache-tiertransporte-100.html

Geheimsache Tiertransporte

Millionen Tiere werden jedes Jahr durch Europa transportiert, bis nach Nordafrika. Rinder und Schafe sind oft tage- oder wochenlang eingepfercht auf Lastwagen und Schiffen unterwegs.

Beitragslänge:
44 min
Datum:

 

【原作者より】動物キャラクターづくりワークについて
2017年11月24日

【ワーク1】
動物かんきょう会議のワークショップでは、はじめに参加者と「動物キャラクター」づくりをします。そして、動物キャラクターとして自己紹介しあいます。


絵本シリーズ「動物かんきょう会議」に登場する動物キャラクターたちを紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

【キッズデザイン賞】審査員によるオープニングトークより
2017年10月24日

 

益田氏:
動物かんきょう会議とは、すごく良いテーマだと思います。
自分たちが今、買うもの、あるいは食べるもの使うものというのはそれはどこで誰が作っていてその影響がどのようになっているかということを知ろうとする気持ちというのはすごく大切だと思います。

動物かんきょう会議は、自分が動物の立場になって考えるというすごく深みがあるのですが、自分たちが何かを買って使う、それは動物たちの生態や暮らしにどのような影響があるのか、命にはどう影響するのかを見ていくと、その想像力がとても広がっていくのですね。

そうなると大人が勝手に「安いから買ってきたよ」ということに対して、子どもたちが「ちょっと待ってよお母さん」という批判力がついてくるわけですね。

そうしないと我々にとっての幸せというのは誰かの不幸の代償という関係が死ぬまで見れない人間になってしまいます。そうするといくら我々が手厚く子どもの安全をと言ったところでおそらく世界には受け入れてもらえないですね。

冒頭でも申しましたが我々だけが幸せになれば良い、我々だけがお金が儲かれば良いというものでは絶対にありません。

世界中の中でも一番お金持ちの一番重宝されている子どもたちをさらに大切にしますと言ったところで、明日のご飯をどうやって食べさせるか悩んでいるお母さんが世界中にいっぱいいるわけですから、そういう人たちの共感など受けられるわけがありません。そこはこれからの日本は特に注意深く考えていく必要があります。

 

赤池氏:
そうですよね。そういう意味でも内閣府は偉いなと思いまして。
環境大臣賞だとジャストなのですが、そうではなく生物多様性に意識した消費活動に決めたということはきちんと意味を深読みして消費者担当大臣賞ということは、ちゃんと見識があるなと思いました。

そうい意味ではSDGsシリーズで17のゴールがあるので生物多様性だけではなくて消費活動ひとつとっても様々な可能性があるのだということそういういくつかのウインドウの中から子どもに対する消費活動の啓発というのは今回の動物かんきょう会議以外にも様々な展開が可能ですよね。

 

益田氏:
そうですね。
紅茶の話ですが、どこで採れた紅茶なんだ?という話ですね。
どうしてコーヒーは赤道直下のコーヒーベルトで採れるのか、その後、すぐにあっという間に植民地政策に繋がっていくわけですよね。
そういうことを大人は知りたくない。
それをお金に変えることばかり考えていますね。

子どもの方が、おそらく気づいて選択していくと思うのですね。
そういうことをこの賞が少しでも手伝えればすごく良いことだと思うのですね。

(中略)

 

 

赤池氏:
価値というのは確信されているわけですね。さっきのトレインもそうですよね。

合理的に通勤通学の足になるだけではなくてちゃんと乗っている人は地域の景観を楽しむとか、価値とか意味をもう一度見直すことで、もしかすると、ありもののままでもチャーミングなキッズデザインというものがいつでも生み出せていけるのかなと思っています。

 

益田氏:
キッズデザインと言っていますが、このまま放っていくと段々とシニアデザインに繋がっていくと思うのですよ。

実はそういう軸で見ているデザインはないのですよ。今はキッズですが50年、60年経つと間違いなくシニアになっていきます。つまり高齢者デザインでもあるのです。少し変な言い方ですけど。人の一生というものをスケールとして持っているデザインという風に考えるととても広がりがあるような気がします。

それとインターナショナルなプログラムの展開、同じ人間なのだからというそれができてきたら、非常に面白い視点が生まれてくるような気がします。

 

【お知らせ】第11回キッズデザイン賞 「消費者担当大臣賞」受賞
2017年9月25日


 

2017年度(第11回)キッズデザイン賞

 

【優秀賞】消費者担当大臣賞 

【受賞作品】日本と世界の子どもたちが創発。「せかい ! 動物かんきょう会議」

【企業名・団体名】せかい ! 動物かんきょう会議プロジェクト
【対象】グローバル教育
【デザインミッション】子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン
【カテゴリー】コミュニケーション、コミュニケーションデザイン分野
【部門】子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門

 

【受賞理由】
環境や多様性をテーマに生活や経済との関わりを理解する、歴史あるプログラムが、ITやAIといったテクノロジーを駆使してグローバルな展開に至った。日本の子どもたちが世界中の子どもたちとともに持続可能な開発目標(SDGs)を考えるきっかけとなり、経済や生産、消費、廃棄に至るまでサステナブルな視点を持つことの重要性を習得するという視点で本賞にふさわしいものと考える。
積極的な発言が不得手な日本の子どもも、キャラクターに仮託することで発言でき、世界の子どもたちとの交流を通じてコミュニケーション力育成にもつながる優れたプログラム構成と言える。

 

【審査委員コメント】
日本と世界の子どもたちが、多様な立場を表す動物キャラクターになり、AI機械翻訳を活用して環境問題について考え、意見を交わし合うワークショップである。短編アニメーションを問題提起に用いることでわかりやすく、使用するツール群のデザインクオリティも非常に高い。

 

【開発の考え方】
「動物になって考えよう」が合言葉! 子どもたちが大好きなアニメーションを用いて、次世代の日本と世界の子どもたちが、地球の未来について話しあい考えあう「教育コンテンツ番組」を含む総合エデュテインメント事業です。本作品は2016年、モントリオールの企業と日本・カナダ共同開発合意し、世界規模でプロジェクトが進行中。

 

【購入あるいは入手できる場所・方法】
株式会社ヌールエ デザイン総合研究所
小学校、美術館、博物館、ユネスコ学校などでの屋内スペースを活用。
参加者は10名以上。

(上記内容は、キッズデザインアワード2017ページより転載)

 

キッズデザインアワード2017http://www.kidsdesignaward.jp/2017/

 

【パンフレットpdf ダウンロード】

【お知らせ】キッズデザインアワード2017に選定されました
2017年8月21日

せかい!動物かんきょう会議プロジェクトが
2017年のキッズデザインアワードに選定されました。

【応募企業・団体名】:せかい!動物かんきょう会議プロジェクト
【受賞作品名】:日本と世界の子どもたちが創発。「せかい!動物かんきょう会議」
【受賞部門】:子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門
【受賞カテゴリー※1】:C.コミュニケーション C06.グローバル教育

 

【新刊】地方創生プロデューサー 実践編で参加しています
2017年6月29日

地方創生プロデューサーのための教材が完成しました。
実践編パートの一つ「ゼロからコトを起こす。プロデューサーのクリエイティビティ」と題して執筆させていただきました。

 

【Amazon で購入】
地方創生プロデューサー (地方創生シリーズ) 2100円

 

 

【内容紹介】

青山学院大学経営学部 教授 玉木欽也が、様々なジャンルで地方創生に取り組む専門家や【プロデュースの実践家】たちとともに記した、地方創生プロデュースの方法論と実例集。各地で日々魅力の創生に取り組む【プロデュースの実践家】たちは、普段そのノウハウを明文化することが少ない。一般にその仕事の中で「現場で覚えろ」と育てられるのがディレクターであり、プロデューサーである。そんな中でこの本は、多忙を極める各界のプロデューサーたちが出張中の移動時間を割いたり、寝る時間を削ったりして貴重な時をつくりだして執筆した、地方創生を担う未来のプロデューサーへの特別な贈り物だ。

本書はいわゆるビジネス書ではなく、実際にこの本を元に青山学院大学での「創造都市論」の授業が行われている教科書でもあり、総合的に地方創生のための「プロデュースの実務」を学ぶ人に向けたテキストになっている。地方創生に向けた、産学官連携によるプロジェクト活動をリードしてくれる地域リーダーの人材育成に本気で取り組もうとしている方々や、地方創生に興味をもち、そのような仕事に将来就いて社会に向けて貢献してみたいという志をもつ若者や学生たちにぜひ読んで欲しい一冊。
なお、玉木教授が代表取締役を務める学内企業「青山学院ヒューマンイノベーションコンサルティング株式会社」では、本書の執筆陣を含む専門家が集う「Global-CEPプロジェクト」を運営しており、実際に地域でのワークショップやセミナーを行う
ことも可能となっている。

 

地方創生プロデューサー【理論編】
●第1章 Global-CEP事業構想総論
-地方創生と首都圏を結ぶ体験ツーリズムに基づく「おもてなし総合サービス産業雇用創生」の総合演出家(Global-CEP)-
青山学院大学 玉木欽也

●第2章 Tokyo 2020に向けたイベントプロデュース人材育成とインバウンド戦略
東京富士大学 岡星 竜美

●第3章 地方創生事業のためのファイナンスとコストマネジメント
玉川大学 小酒井 正和

 

地方創生プロデューサー【実践編】
●第4章 Global-CEP総合事業プロデュース概論
-文化で地方創生するのに鍵となる2つの考え方-
トミタプロデュース 富田 剛史

●第5章 ゼロからコトを起こす。プロデューサーのクリエイティビティ。
株式会社ヌールエ デザイン総合研究所 筒井 一郎

●第6章 地方創生事業に向けたイベントデザイン
株式会社スタッフアルファコミュニケーション 松山 洋介

 

地方創生プロデューサー【事例研究編】
●第7章 日本の食材販売事業:旬匠(しゅんたく)のプロデュース実践例
株式会社サクラディッシュ 村田 充弘

●第8章 インターネットとリアルな活動による地方創生事業のプロデュース
フィルゲート 菊原 政信

 

【著者について】

玉木欽也(たまき きんや)|青山学院大学経営学部教授。
早稲田大学理工学研究科博士後期課程単位取得退学。工学博士。早稲田大学理工学部工業経営学科助手、青山学院大学経営学部専任講師、同学部助教授を経て現職。青山学院大学社会連携機構ヒューマン・イノベーション研究センター(HiRC)所長。青山学院ヒューマンイノベーションコンサルティング株式会社代表取締役社長。大学での研究のみならず、Global-CEPプロジェクトを率い、各地の地方創生案件に産学協働で取り組んでいる。

富田剛史(とみた つよし)|トミタプロデュース株式会社 代表取締役。
「メディア化」つまり企業、自治体などがマスメディアでPRするのではなく、自分たち自体を「メディア」と考えてコミュニケーションを「構成・演出」することで、利用者を「ファン」に変え、利便性だけではない形で選ばれるように、様々な企画をプロデュースするとともに、プロデュース型人材の育成に取り組んでいる。福岡の働く女性情報誌「アヴァンティ」社外取締役や、日本女性起業家支援協会理事も務める。

筒井一郎(つつい いちろう)|株式会社ヌールエ デザイン総合研究所 代表取締役。
「ソリューションの種は、つねに個人の閃きと勘から生まれる。そして、やった奴にしかわからない」がモットー。オリジナルコンテンツを創出し、粘り強くプロデュースしながら価値創造することを得意とする。代表作に、目白という場にロックな人が集う「目白バ・ロック音楽祭」、日本と世界の子どもたちが創発する「動物かんきょう会議プロジェクト」(1997-)、ボーダーレスキャラクター「のら猫クロッチ」(2007-)がある。

松山洋介(まつやま ようすけ)|株式会社スタッフアルファコミュニケーション代表取締役。
同社にて企業系コンベンションにおける企画演出、商業施設の販促イベントなど年間約600現場を手掛ける。
1997年、「長野オリンピックカウントダウン200」(東京・有明にて)を演出。
1997年、鹿沼市制施行50周年記念イベント「市民歌の集い」企画演出。
2006年、茨城県観光物産フェア「TOUCHいばらき」企画演出。
2011年、東北新幹線新青森駅開業記念イベント「青い森のハロウィン」企画演出。
2014年より「豊洲ワールドフェスティバル」事務局長を務める。
その他、イベントにおける企画演出作品は300作品を超える。

村田充弘(むらたみつひろ)|株式会社サクラディッシュ代表取締役。
慶應義塾大学大学院経営管理研究科卒業MBA。国内大手メーカー、外資系コンサルティングファーム、日英合弁企業の日本法人取締役社長を歴任。2015年にコンサルティング経験、トップマネジメント経験を活かし日本の食文化とともに各地の優れた食材を販売、輸出する企業を設立。日本各地の美味しく、安心安全な優れた食材をブランディングし国内、海外へ販売することで日本各地の食材生産者の新たな市場拡大の機会創出に取り組んでいる。

菊原政信(きくはら まさのぶ)|フィルゲート代表。
青山学院大学経済学部済学科卒業。青山学院ヒューマンイノベーションコンサルティング株式会社主管研究員。大学在学中よりビジネスを始め卒業と同時にアメリカ、東南アジアを中心に貿易を行う。その後、システム開発会社の代表を経て、2010年マーケティン、コンサルティングを目的にフィルゲートを設立。近年は、ビジネスコンサルタントとしてネットとリアル店舗の相互活用を支援、講演をおこなっている。次世代小売流通サービスの研究会「Next Retail Lab」代表幹事を務める。

【ご案内】日本と世界の子どもたちが創発。「せかい!動物かんきょう会議」プロジェクト
2017年6月25日

日本と世界の子どもたちが創発。
「せかい!動物かんきょう会議」プロジェクトがはじまります
World ! The Animal Conference on the Environment PROJECT

 

はじまりは、考えるきっかけをつくる「動物かんきょう会議」シリーズ

1997年、地球温暖化防止京都会議COP3をきっかけに、"動物になって考えよう"をコンセプトに作品「動物かんきょう会議」(全8話)を発表し、2002年に絵本シリーズ(全国学校図書館選定図書)を発行しました。
2010年、生物多様性名古屋会議COP10に合わせてアニメシリーズ(1話5分・全20話)を製作し、NHK教育TVにて全国地上波放送しました。翌年、第19回地球環境映像祭での「子どもアースビジョン賞」受賞をきっかけに、小学校への出前授業用アクティビティを開発しました。内容は、冒頭の5分間でショートアニメを上映し"問題提起"し、残りの30~40分で子どもたちが動物キャラクターの立場になって"会議"をするというものです。

 

 

自分を表現したがらない子どもたち

教室版「動物かんきょう会議」では、子どもらしい自由な発想が飛び出すことを期待していました。ところが、教室に入って一番驚いたことは、子どもたちの"声が小さい"ということです。自信なさげで、相手に意見を伝えたいという意思が弱いのです。出前授業を重ねていく中で、この傾向は小学校高学年"10~12歳"くらいから急速にはじまり、"いじめ"などの問題が背景にあることがわかってきました。

 

国際NGOとの実証実験をとおして新たなアプローチを発見

本アクティビティの特徴の"動物になって考える"ことは、《人としての立場、国籍や性別、職業や年齢に囚われない状態になることで"自由な発想"を引き出す》ための演出です。対話をとおして子どもたちは個性をクッキリをさせ、クリエイティブをする楽しさを体験していきます。
2011年、世界33ヶ国の子どもたちと「木を植える」活動をとおして人材育成をする公益財団法人オイスカが開発パートナーに加わりました。日本に招聘される10~15歳の多国籍の子どもたちは、子どもらしい自由な発想で、目をキラキラさせながら本アクティビティに参加します。彼らの姿を目の当たりにして《言葉は通じなくても、世界の子どもたちは日本の子どもたちを"刺激"するに違いない》と考え、本アクティビティ「せかい!動物かんきょう会議」は誕生しました。

 

「動物かんきょう会議」から「せかい!動物かんきょう会議」へ

「動物になって考えよう」を合言葉に、子どもたちが大好きなアニメーション手法を用いて、次世代の日本と世界の子どもたちが、よりよい地球の未来について話し合い考え合う「教育コンテンツ番組」を含む総合エデュテイメント事業へと進化しています。
「オリジナルコンテンツ」 x「教育」x「テクノロジー(IT技術・AI機械翻訳)」で日本発のプラットフォームをつくり、幼少期に世界課題「SDGs」とつながる機会を提供することが目的です。また、本プロジェクトは、2016年春、モントリオールのコンテンツ産業企業と日本・カナダ共同開発することで合意しました。

 

【第1期】1997年 – 2013年
絵本(全8話)x アニメーション(1話5分全20話)で
考えるきっかけを提供する「動物かんきょう会議」シリーズ

 

【第2期】2014年 –
コンテンツ x 教育 x テクノロジー(IT技術・AI機械翻訳)で
世界課題「SDGs」とつながる「せかい!動物かんきょう会議」

 

 

2016年9月18日、練馬区立美術館を会場に、日本とミャンマー、モンゴルの子どもたち約20名と「せかい!動物かんきょう会議」を実施しました。

(c) 2016 WACE / OISCA

 

2016年12月25日、ミャンマーで開催された「せかい!動物かんきょう会議」

(c) 2016 OISCA

【パートナー紹介】『ブロードバンドタワー』のみなさん
2017年6月25日

「せかい!動物かんきょう会議」プロジェクトに新しいパートナーが加わります。AIによる機械翻訳エンジン開発のフロントランナー「ブロードバンドタワー」さんです。4月24日のAIシンポジウムにて共同研究の構想が発表されました。

◉ブロードバンドタワー(ビッグデータ時代を切り拓く)
http://www.bbtower.co.jp

【Workshop】亜細亜大学の林ゼミの学生とダイアログ
2017年6月25日

亜細亜大学都市創造学部の林ゼミの学生9名から2時間インタビューを受けました。「ユニークさとは何ですか?」などと、とても素直な質問が多くて新鮮な気持ちになりました。会話を通して、自分自身のユニークさも再発見できましたよ。どうもありがとう!!

Character Learning Method(キャラクターラーニングメソッド)

【パートナー紹介】『カイ日本語スクール』のみなさん
2017年4月11日

「せかい!動物かんきょう会議」プロジェクトに新たなパートナーが加わります。カイ日本語スクールさんとキックオフ。新宿らしい多文化コンテンツづくりがはじまります。(2017年4月11日)

◉カイ日本語スクール(世界40カ国の留学生が学ぶ東京の日本語学校)
http://www.kaij.jp

Character Learning Method(キャラクターラーニングメソッド)

【お知らせ】絵本シリーズ(4巻セット)を全国の学校・図書館に寄贈します
2017年3月30日

20周年記念事業 第1弾

「動物かんきょう会議」プロジェクトは1997年に誕生し、今年20周年を迎えます。

”環境・生物多様性”、”多文化共生”、”異文化間コミュニケーション”に関心があり、取り組まれている全国の小・中学校の図書室、図書館、NPO団体を対象に、原作本(1〜4巻、各300冊、合計1,200冊)を寄贈いたします。

絵本シリーズの寄贈を希望される方は、下記連絡先にご連絡ください。

【寄贈対象先】
(1)全国の小・中学校 (学校、教育委員会)
(2)全国の図書館、児童館 公共施設
(3)NPO団体

【募集期間】
2017年4月1日より受付開始
(書籍がなくなり次第終了します)

【書籍寄付に関する問い合わせ先】
株式会社ヌールエ デザイン総合研究所
担当:筒井一郎
zomama73@gmail.com

【動物かんきょう会議プロジェクトサイト】
http://animalconference.com

 

【お知らせ】新宿区の小・中学校、図書館に絵本シリーズ(44セット)を寄贈させていただきました
2017年3月30日

動物かんきょう会議プロジェクトは、新宿区から多くのサポートを受けながら進化してきました。プロジェクトをはじめて20年目。絵本シリーズ(1〜4巻セット)を小・中学校40校、図書館4館 に寄贈させていただきました。酒井教育長(写真左)から感謝状をいただきました。

【お知らせ】新作「せかい!動物かんきょう会議」シリーズ★ 日・カナダ共同開発を発表
2016年11月28日

カナダのケベック訪問から早一年、私たちはモントリオールに拠点をおきグローバルに活躍する音響製作会社AudioZと、新作「せかい!動物かんきょう会議(W!ACE)」シリーズを共同開発をすることになりました。JETROの地域間交流支援事業による練馬区・ケベックミッションに参加させていただいた成果です。

10月14日にはカナダ大使館で、来日中のAudioZの代表ラフォレ氏とルイヤール氏と共に、共同制作プロジェクトがケベック州政府在日事務所クレール・ドゥロンジエ代表から発表されました。

詳細は、ケベック州政府のサイトをご覧ください。
http://www.international.gouv.qc.ca/…/tokyo/actualites/16638

W!ACEプロジェクト(フランス語)
http://animalconference.com/fr/concept/index.html

◉Audio Z(会社案内:日本語)
http://jp.audioz.com

◉NURUE(日本語)
http://nurue.com

◉動物かんきょう会議プロジェクト(日本語)
http://animalconference.com

【Report】アートで国際交流 in 練馬区立美術館
2016年9月25日

大人だけにはまかせられない!
世界の子どもたちとの環境サミットで世界をかえよう!

動物に変身!アートで国際交流
in 練馬区立美術館

日時:2016年9月18日(日)10時~16時

企画 ◉ 動物かんきょう会議 x オイスカ「子供の森」計画

主催:ヌールエ デザイン総合研究所、公益財団法人オイスカ
協力:練馬区立美術館、ぶんぶんフィルムズ、66LOVE協会、
新宿区立しんじゅく多文化共生プラザ、青山学院Hicon、
動画工房、スタジオガッツ、アスラフィルム、叶音
協賛:一般社団法人練馬アニメーション

 

国際交流イベント「動物に変身!アートで交際交流 in 練馬区立美術館」(9月18日開催)では、ミャンマーとモンゴルの子どもたち(公益財団法人オイスカ「子供の森」計画が招聘)と日本の子どもたち、総勢18名が集まり、6時間にわたって「動物環境サミット」を行いました。カナダのモントリオールからわざわざワークショップを見学に来日された方もいらっしゃいました。

ワークショップのプログラムは、
(1)創作室で『動物キャラクターづくり』
(2)ミャンマーとモンゴルの『森のおはなし』
(3)アニメ視聴『動物かんきょう会議』
(4)動物になってワイワイガヤガヤ『環境サミット』
と順調に進みました。

最後には、参加者全員が、美術館に隣接する「幻想美術動物園」こと練馬区立美術の森緑地で、大きなクロッチと遊んで記念撮影!

ここでは青々とした芝生の上に、たくさんの色あざやかな動物や不思議な生き物の巨大な立像が点在し、近隣の方々の憩いのスペースとして、小さなお子さん連れのお母さんたちをはじめ、たくさんの人たちが訪れては、動物立像を触ったり、いっしょに写真撮影をしています。

この場所で、モンゴルとミャンマーの子供たちは、美しい民族衣装を身につけて、故郷の踊りを披露してくれました。
参加した子どもたちの心に強く残る、異文化交流体験となったのはないでしょうか?

ワークショップにご参加くださった子どもたち、ご父兄のみなさま、ご協力いただいたみなさま、そして、一般社団法人練馬アニメーションのみなさま、練馬区立美術館のみなさま、お世話になりましてどうもありがとうございました。

オイスカのスタッフのみなさま、本当にお疲れさまでした。

 

アニメ視聴『動物かんきょう会議』

 

ミャンマーとモンゴルの『森のおはなし』

 

動物になってワイワイガヤガヤ『環境サミット』

 

ミャンマーとモンゴルの子どもたちのパフォーマンス

 

司会進行役。OISCAの諸江さん

 

参加者からのメッセージより

みなさん、どうもありがとうございました!

【Report】「せかい!動物かんきょう会議」プロジェクト。世界展開への第1歩
2015年12月22日

わたしたちは、「動物かんきょう会議」プロジェクトの新企画「せかい!動物かんきょう会議」シリーズ(全20カ国、2020年完成予定)にむけてスタートしています。

その第1号企画として「カナダのモントリオール市と練馬区を舞台にした新作をつくる」ことを目的に11月に一般社団練馬アニメーションのメンバーとともにわたくしイアンが、カナダ・ケベック州のモントリオールに行ってまいりました。

「子どもたちが大好きなアニメーションの力を用いて、異文化や未知の国、地域への関心、環境問題への興味を喚起していく」ことが新企画のコンセプトです。

「せかいの子どもたちが参加し交流する体験が提供するまったく新しい教育メソッド」「アーティストがもつ特殊でクリエイティブな力で、世界を平和にしていく具体的なソリューション」。そして、こういう考え方を世界は今とても必要としている等々、私たちはカナダにおける本企画のプロデューサー、そして関係者と何度も話し合いを重ねました。

「せかい!動物かんきょう会議」プロジェクトが世界規模で一歩前へと前進しました。

わたしたちとカナダ企業との合意形成を強力にバックアップしてくださったのは、国際間交流をとおして、新ビジネスを創出することを支援しているJETROです。わたしたちは、JETROミッションのメンバーのひとりとして参加しました。プロジェクト企画書の英語化や、現地でのコーティネート、商談会の通訳など、多くの専門家のみなさまの協力の賜物です。

モントリオールはとても魅力的な都市で、プロジェクトをとおして交流できることは本当にうれしいことです。日本チームは、一般社団法人練馬アニメーションのメンバーを中心に制作をすすめていく計画です。今後の展開が楽しみです。どうぞご期待ください。

実は「動物かんきょう会議」プロジェクトは、バックミンスター・フラー博士の「宇宙船地球号」という発想に大きく影響を受けています。そのフラー氏設計による「バイオスフィア(1967年の万博アメリカ館)」がモントリオールの中心部にあることにただならぬご縁を感じています。

また、モントリオールはフランス語圏で、街並みも人も文化も魅力的なカナダの第2の都市です。世界中で幅広い人気を博している芸術的サーカス集団「シルク・ド・ソレイユ」や、現代最高峰のダンスカンパニーのひとつ「ラララ・ヒューマンステップ」(振付家エドゥアール・ロック)の拠点でもあるのです。