ロシアからクマの "ターニャ"
ロシアからクマの "ターニャ"
世界遺産の街サンクトペテルブルグで古美術商を営むクマのターニャ。子どものころから美術館や宮殿に足しげく通って審美眼を鍛えたターニャは、若いころはオペラ歌手としてマリンスキー劇場の舞台を踏んだこともありましたが、引退した今は、帝政ロシア時代の絵画や調度品を扱う古美術商をしています。外国人観光客だけではなく、街の若い人たちにも、古き良き時代のロシアの伝統や美意識、ロシア芸術を伝えたいと、ターニャは定期的なアートセミナーをボランティアで開催しています。オペラ歌手だったターニャは、いつも琥珀や金のアクセサリーで、ゴージャスに装っています。唯美主義の彼女はわがままでエキセントリックですが、なぜかまわりを惹き付けるカリスマ的な魅力にあふれています。