公益財団法人 オイスカ OISCA

世界の国の森のおはなし~世界「子供の森」探検ツアー~は、「国際理解」や「環境」について考えるきっかけを楽しく簡単につくれる「かみしばい」です

公益財団法人オイスカ

この教材は、平成25年度子どもゆめ基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構)助成金の交付を受けて作成したものです。

プログラム一覧

プログラム事例1

フィジーってどんなとこ?

約300の島々からなる。標高1300mの山もあり、水が豊富。フィジーウォーターとして世界各国へ輸出している。人口約80万人。多民族国家。 フィジー人約50%。つまりフィジー語は世界中で40万人だけの言葉。比べてみるとおもしろい。

ねらい

  • フィジーを知る。日本を知る。
  • フィジーのサンゴについて知る。
  • フィジーのサンゴと森のつながりを知る。
  • 自分とフィジーのつながりに気づく。

プログラム概要

時間
90分
人数
30名
小学生以上対象(大人、親子参加可)

プログラム展開案

  • 導入<20分>
    • フィジーについて知っていることを聞く。(宿題で調べてきてもらってもよい。)
  • 展開①<20分>
    • 世界地図でタイの場所を確認。日本の場所と比べてみる。
    • 人口について、自分の住む市町村や県の人口と比べてみる。
    • 言葉について、「こんにちは」「ありがとう」<紙芝居を参照>
    • 自然について、熱帯のよいところ。四季のある日本のよいところ。
    • 質問を聞く。答えられないものはあとで調べる。
  • 展開①<20分>
    • 世界地図でフィジーの場所を確認。日本の場所と比べてみる。
    • 人口について、自分の住む市町村や県の人口と比べてみる。
    • 言葉について、「こんにちは」「ありがとう」「さようなら」<紙芝居を参照>
    • 自然について、常夏のよいところ。四季のある日本のよいところ。
    • 質問を聞く。答えられないものはあとで調べる。
  • 展開②<20分>
    • 紙芝居の読み聞かせ
  • まとめ・ふりかえり<30分>
    • 海のサンゴや山の植林について、オイスカの活動を伝える。
    • 紙芝居の中にフィジーらしいものがあったか聞く。

      カバの儀式、やしの木、マングローブなど。どんな風に役立っているか。

    • ふりかえり、シェア。
    • 宿題で日常生活の中でフィジーを探してみる。テレビ、旅行会社、水など。

 

プログラム事例2

サンゴ新聞

普段、あまりなじみのないサンゴ。実は、地球のいろんなところで役立っています。一人で調べるのはけっこう大変だけど、みんなで分担して調べると、 いろんな視点でいろんなことが分かっておもしろいよ。

ねらい

  • フィジーのサンゴと森のつながりを知る。
  • サンゴの役割をいろんな視点で調べる。
  • 読み手のことを考えて書く。

プログラム概要

時間
120分(60分×2時間)
人数
28名
小学生以上対象(4人グループで作業する)

プログラム展開案

  • 導入<5分>
    • 新聞を持ってくる。どんな新聞があるか見る。4人ずつのグループになる。
  • 展開①<20分>
    • 紙芝居の読み聞かせ
  • 展開②<20分>
    • サンゴのことを周りの人へ伝えるために新聞をつくる。グループで1面(A2)。
    • 本物の新聞を見て、どんな紙面があるか調べる。社会面、科学面、4コマまんが、国際面、スポーツ面など。 4人が異なった紙面の視点でサンゴについて記事を書く。 各自A4で1ページ分。新聞名や日付、記者名を書く場所を空けておく。
  • ふりかえり・まとめ<15分>
    • グループごとに今日の感想と、どんな視点で書くことになったか報告する。
  • 翌週
    • 宿題で1ページずつ書いてくる。
  • 導入<10分>
    • 各グループ内で、どんな記事を書いてきたか読みあう。
  • 展開<20分>
    • 紙面を切り貼りして作成し、プレゼンの準備をする。
  • まとめ・ふりかえり<30分>
    • 各グループで発表。感想をシェア。後で読めるようにしばらく掲示しておく。

 

プログラム事例3

サンゴでクラフト♪

お話の中に出てくる、サンゴとつながるいろいろな動物たち、植物たちを見てみましょう。 実際にサンゴを見たりさわったりしたことありますか?お話の後、サンゴでクラフトをつくりましょう。

ねらい

  • 生物多様性を知る。
  • サンゴの現状を知る。
  • サンゴの音を楽しむ。

プログラム概要

時間
90分
人数
30名
小学生以上対象(大人、親子参加可)

プログラム展開案

  • 導入<20分>
    • 紙芝居の読み聞かせ
  • 展開①<20分>
    • このお話に出てきた動物や植物をリストアップしてみよう。何個あるかな?
    • どんなところに住んでいるかな?
    • それぞれどんなつながりがあるかな?
    • 壁や黒板に紙芝居を貼ると、絵を見ながらリストアップできる。
  • 展開②<30分>
    • サンゴを守るために、山で木を植えることを復習。
    • 生まれるサンゴより死ぬサンゴがおおいと、いつかサンゴは絶滅してしまいます。クラフトで使うサンゴは死んだサンゴです。 これが細かくなって、南の島の白いきれいな砂浜になっています。
    • サンゴでクラフトをつくろう。

      タコ糸で何個か間隔をあけて固定。それをいくつかを木の枝に結ぶ。ゆれるとサンゴ同士がぶつかって、きれいな音が聞こえる。

    • サンゴを結んで首飾りをつくるのもよい。ロープワークも習える。
  • まとめ・ふりかり<20分>
    • 作品展。ひとりずつ作品を紹介する。感想をそえてシェア。