南極大陸で小さな旅行会社を営む皇帝ペンギンのエンペラ
2009年8月28日

皇帝ペンギンのペルペルはパパが大好き!年々、増える観光客をガイドして、
南極大陸中を移動しているパパのエンペラのそばを離れようとしません。
この地球上で最も寒い大地で暮らすペンギンたちは、文字通り身を寄せ合って、
ブリザード吹きすさぶ酷寒を生き抜きます。
ペルペルがまだ卵の中にいた時、パパのエンペラは、ほぼ2ヶ月間、
飲まず食わずでペルペルを暖め続けました。そのころからのペルペルの将来の夢は、
パパといっしょに南極をガイドしながら、この地のすばらしさを世界に伝えていくことです。
神秘的なオーロラや、氷の大地、この南極大陸には人間が永住したことがなく、
いわば手付かずの大自然が残されている貴重な地域なのです。
このたび、動物かんきょう会議のために、生まれてはじめて故郷を離れたペルペル。
何よりもまず、気候のあまりの違いに驚いています。

白一面の氷の大地で目立つ服装を心がけているエンペラ。
お気に入りのネクタイは、口元の色とカラーコーディネイトしています。

サンクトペテルブルグで古美術商を営むクマのターニャ
2009年8月10日

世界遺産の街サンクトペテルブルグ、子どものころから美術館や宮殿に足しげく通って審美眼を鍛えたターニャ。若いころはオペラ歌手としてマリンスキー劇場の舞台を踏んだこともありましたが、引退した今は、帝政ロシア時代の絵画や調度品を扱う古美術商をしています。
外国人観光客だけではなく、街の若い人たちにも、古き良き時代のロシアの伝統や美意識を伝えたいと、ターニャは定期的なアートセミナーをボランティアで開催しています。
オペラ歌手だったターニャは、いつも琥珀や金のアクセサリーで、
ゴージャスに装っています。