天ぷらバスに乗ってオーガニックコットンの収穫に!
2012年12月13日

いちど乗ってみたかった「天ぷらバス」。快適でした!

「天ぷらバスとは、天ぷらを食べることのできるバス」。ではないんです。
天ぷら油などの廃油を利用した再生可能エネルギー・バイオディーゼル燃料バスのことなのです。バスの排気孔からはガソリンの臭いは全くしません。

さて、天ぷらバスのエコツアーを主催しているのは、NPO法人エコツーリズム・ネットワーク・ジャパン(旅行運営協力:有限会社リボーン)です。「天ぷらバスで行く!都市農村交流体験型エコツアー」では、老舗の醸造蔵での味噌仕込み体験や赤城山麓での森作り体験などなど、実にバラエティーに富んだツアーを企画しています。

今回、わたしが「オーガニックコットンの収穫体験ツアー」への参加を即決したのは、株式会社アバンティのオーガニックコットン畑だったからでした。
アバンティの代表・渡邊智恵子さんには、「動物かんきょう会議」のオーガニックコットンTシャツを作っていただいたことがあります。

12月2日、日曜日の朝7時、新宿西口を出発した天ぷらバス乗組員。関越道を走り抜け、長野県の信州大学上田キャンパスに到着しました。そこで出迎えてくださったのは、アバンティのスタッフの方々と、信州大学繊維学部の先生方。産学連携をされているとのことで、特別に、先生方みずから、大学の歴史的な建造物や繊維の実験室を案内してくださいました。
そして、待ちに待ったオーガニックコットンの収穫体験です。広大なキャンパスの一角に広がるアバンティのオーガニックコットン畑では、わたしたちが見慣れている白い綿ではなく、「茶綿」という、その名の通り、薄い茶色の綿がガクからモコモコした房をたらしていました。

ふわふわもこもこの茶綿。いざ綿摘みへ!

垂れ下がる綿をひっぱると、ボヨヨーンとバネのような感触とともに、スポンッと綿がガクから抜けるのです。それがおもしろくて、夢中になって綿摘みをしました。

綿を下にひっぱると、綿がのびてスポッと抜けます。

参加者が摘んだ綿を集めたあとは、室内で、摘んだ綿から種を取り出したり、綿から糸を紡ぐ体験をしました。おもしろかった反面、なんとたいへんな作業かと思いました。今日では機械化されているとはいえ、畑から摘みとった「綿」が実にさまざまな過程を経て、わたしたちの衣服や布団になっているのかを知ったことは、本当に貴重な体験でした。これからも日々の生活の中で、ことあるごとに「綿摘み体験」を思い出すに違いありません。

種を除いた綿から糸を紡ぐのはなかなか大変な作業。両手両足フル稼働です。

「子ども時代にこそ、この体験をしておきたかった」と思いました。
天ぷらバスの中では、参加者同士の自己紹介ならぬ他己紹介をはじめ、
話題の環境映像の上映ありと、ディープな一日でありました。
内容盛りだくさんの体験ツアーは、気さくなコンダクター、松本さんのおかげでリラックスしたなごやかな雰囲気で楽しむことができました。
どうもありがとうございました!

これが「天ぷらバス」。当然ながら、排気ガスの臭いがしませんでした。

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◉株式会社アバンティの公式サイトはコチラ

新宿区「エコの見える化看板」を幼・小・中学校24校に設置
2012年12月12日

◉西戸山幼稚園

◉新宿区立早稲田小学校

◉新宿区立四谷中学校

◉新宿エコギャラリー

落五中井子ども園

落合第一小学校
戸塚第三小学校
西戸山小学校
戸塚第一小学校
落合第二小学校
富久小学校
早稲田小学校・幼稚園
津久戸小学校・幼稚園
江戸川小学校
愛日小学校
戸塚第二小学校
淀橋第四小学校・幼稚園
戸山小学校・幼稚園
西新宿小学校
落合第三小学校

牛込第二中学校
西新宿中学校
四谷中学校
牛込第一中学校
落合第二中学校

新宿エコギャラリー

紙芝居「森のおはなし」が幼稚園で上演されました!
2012年11月21日

動物かんきょう会議のキャラクターたちが登場する紙芝居「森のおはなし」。この紙芝居を上演するイベント、「森のつみ木広場」を見学してきました。

公益財団法人オイスカ主催の「森のつみ木広場」は、つみ木遊びを通して、木や森に対する興味を喚起し、荒廃する日本の森の現状を子どもたちに教え伝えているプロジェクトです。

http://www.morinotsumiki.com/

全国各地で開催されていますが、去る10月31日、わたしたちのオフィスの近く、中央区立中央幼稚園でのイベントにうかがいました。

わたしは途中から見学させていただいたのですが、会場にはいると、すでに、おおぜいの園児たちとお母さんがたがつみ木遊びをしている真っ最中。最初は、子どもたちはそれぞれ個々に作品を作っていたそうです。その後、お友だちの作品を見てから、一度、その作品を崩すのです。そして、二度目のつみ木遊びでは、いつのまにか、隣どうしの子どもたちが協力しあいながら、スカイツリーや、アンパンマンなどを作りはじめました。約一万個あるというつみ木を使って、子どもたちは、自分の背丈よりも高い塔や、床の上に長く続く列車など壮大で複雑な建築物を積み上げていきます。

それぞれの作品を鑑賞したあとは、みんなでつみ木を片づけました。
そして、最後に、日本の森のおはなしが描かれた紙芝居が上演されたのです。登場キャラクターの「森のモーリー」や、「タヌキのタック」などの声音を上手に使い分ける語り部の方の演技に、子どもたちは夢中で魅入っています。わたしも思わず引き込まれていました。紙芝居って、本当に楽しいですね!

森からやってきたたくさんのつみ木で遊んだことも、動物が登場する楽しい紙芝居「森のおはなし」も、子どもたちはいつまでも覚えているに違いありません。

一心不乱につみ木で遊ぶ子どもたち

みんなで作った「つみ木の町」ができました!

子どもも大人も紙芝居「森のおはなし」にひきこまれて……

紙芝居「森のおはなし」 ができました!
2012年10月11日

「森のつみ木広場」は、公益財団法人オイスカさんが主催する、国産の間伐材から作ったつみ木で子どもたちに遊んでもらいながら、自然とのつながりを感じてもらうプロジェクトです

http://www.morinotsumiki.com/
http://www.oisca.org/project/japan/block.html

つみ木遊びを通して、子どもたちに、日本の森の現状を伝え、森の大切さを知ってもらうために、紙芝居を上演していましたが、このたび、紙芝居のリニューアルに際して「動物かんきょう会議」がコラボレーションさせていただきました。

動物かんきょう会議の主要動物キャラクターたちに加え、「子どもの森」計画プロジェクトから誕生した新しいキャラクター、インドネシアのヘラクレスオオカブトムシも登場しています。

森を活かすために必要な間伐、そのプロセスがとてもわかりやすく楽しく学べる紙芝居「森のおはなし」です。

紙芝居はできあがったばかりですが、すでに四国で上演され、今後も日本各地で上演される予定です。

フィジー共和国からサンゴのコーラル・ダクワカを紹介します!
2012年9月13日

フィジーの子どもたちといっしょに作ったサンゴコーラル・ダクワカを紹介します!
サンゴのコーラル・ダクワカは、ラグビーが大好きなスポーツ青年です。
地元で漁師をしていますが、フィジーの美しい自然を心から愛し、誇りに思っています。いつも輝く太陽と、自分のまわりを泳いでいる色鮮やかな魚たちは、ダクワカにとって家族のような存在です。
フィジーというと、熱帯魚とサンゴ礁が広がる美しい海の「南の楽園」という印象があります。ところが、実際には生態系の破壊が進んでいるのです。リゾート開発のために、海岸沿いのマングローブが伐採され、それが原因となって洪水となり、流出した土砂のせいで、生態系が破壊されていったのです。
ダクワカの家族や仲間のサンゴたちは、ダイビングをする観光客のシュノーケルで傷をつけられることがよくあります。友人の魚たちも乱獲され、ダクワカは悲しさとやりきれなさをかかえているのです。
キャバを食べながら、ダクワカは考えます。
「昔のようなきれいな海をとりもどしたい。そのために自分たちは何をしたらいいのか」と。

子どもたちといっしょにつくったキャラクター

ファンプラスに「動物かんきょう会議」ショップデビュー!
2012年8月9日

「動物かんきょう会議」の電子絵本と電子紙芝居ができました。
「動物かんきょう会議」の原作絵本(原作者:マリルゥ&イアン、発行元:ヌールエ)を元にした、読者へ問題提起する「環境絵本」シリーズと、動物たちからのアイディア「提案紙芝居」シリーズの2本立てです。

Fan+(ファンプラス)(NTTプライム・スクウェア株式会社運営のデジタルコンテンツ配信サービス)のショップで配信中です。
ショップオープン記念として、第1回配信(2012年7月26日)の5タイトルのうち、環境絵本「序章」 、提案紙芝居「つくろうよ!未来のエネルギー」の2タイトルを2012年10月31日(水)まで無料配信します!

どうぞごらんになってみてください。

「環境絵本」シリーズ

「提案紙芝居」シリーズ


フィリピンからウミガメのリノ・タトロンガリを紹介します!
2012年8月9日

フィリピンの子どもたちといっしょに作ったウミガメリノ・タトロンガリを紹介します。
ウミガメのリノは、ギターを弾いたり歌うことが大好きな15歳の学生です。
元来、がまん強いといわれるウミガメのなかでも、リノのがまん強さ、勤勉さは特別です。
太平洋のパロングビーチで生まれた彼には、弟とふたりの妹がいます。父は漁師、母は専業主婦で、生活は楽ではありませんが、タトロンガリ一家はお互いに助け合うとても仲のよい家族なのです。リノは大好きな両親のために、庭仕事を手伝い、学校のない週末には父と海に魚釣りにでかけます。
しかし、今、その海にさまざまな問題が生じています。
不適切に廃棄されるゴミのせいで、水も土壌も汚染されたうえに、シアン化合物やダイナマイトを使った漁業の影響で、魚の住める場所が減ってきているのです。なによりも、リノたちウミガメの食べ物である海藻が少なくなってしまい、ウミガメたちにとっては一番の心配事になっているのです。
追い打ちをかけるのは、彼らのすみかのマングローブの林が違法に伐採されていることです。ウミガメたちは生きる場所さえも奪われようとしています。
「家族のたいせつな暮らしを守るため何をしたらいいのか」。ふと気がつけば、リノはいつもこのことを考えるようになりました。

子どもたちといっしょにつくったキャラクター

Fan+(ファンプラス)に「動物かんきょう会議」ショップを7月26日オープン!
2012年7月26日

身近な環境問題について親子でいっしょに考えるコンテンツを毎月配信します !
第1弾は環境絵本・提案紙芝居の2タイトルを無料配信 !

「Fan+(ファンプラス)」とは、NTTプライム・スクウェア株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:井上 淳也)が運営するデジタルコンテンツ配信サービスです。

NHK教育テレビジョンで放映されたアニメシリーズ「動物かんきょう会議」の原作絵本(原作者:マリルゥ&イアン、発行元:ヌールエ)を元にした、読者へ問題提起する「環境絵本」シリーズと、動物たちからのアイディア「提案紙芝居」シリーズの2本立てです。

ショップオープン記念として、第1回配信(2012年7月26日)の5タイトルのうち、環境絵本「序章」 、提案紙芝居「つくろうよ!未来のエネルギー」の2タイトルを2012年10月31日(水)まで無料配信します!

夏休み、親子で未来のエネルギーについて考えてみませんか!

◉Fan+(ファンプラス)「動物かんきょう会議」ショップはこちら
http://www.fanplus.jp/_animalconference_/

インドネシアからヘラクレスオオカブトムシのシ・ボランを紹介します!
2012年7月25日

インドネシアの子どもたちといっしょに作ったヘラクレスオオカブトムシシ・ボランを紹介します。
ヘラクレスオオカブトムシのシ・ボランの家は農家です。主には、タピオカの原料となるキャッサバを栽培しています。
趣味は「冒険!」と言ってのけるシ・ボランはまだ12才の少年ですが、学校から帰ると、よく両親の仕事を手伝います。がっしりとした体格、眼光鋭い強面の外見とはうらはらに、真面目で控えめな性格のシ・ボランは、植物が大好きです。
好奇心旺盛な彼は、日ごろから本を片手に身近な植物を観察しているので、作物の種付けに関しては、大人顔負けの知識があり、この地域ではちょっとした有名人でもあります。
そして、今、シ・ボランの知識と興味は、植物から身のまわりの環境問題へとどんどん広がっています。それというのも、人間たちが使用する植物の病気を治す薬や、害虫を駆除する農薬のために、彼の仲間のヘラクレスオオカブトムシをはじめ、多くの虫たちがたいへんな被害を被っているからです。
「もっといろいろなものを見て勉強し、環境への知識を深めたい。そして仲間が安心して暮らせる環境にしたい」という願いを胸に、今日も、農作物やまわりの植物に気を配るシ・ボランなのです。

子どもたちといっしょにつくったキャラクター

動物キャラクターが載った「子供の森」計画のニュースレターです
2012年7月12日

「子供の森」計画(公益財団法人オイスカ)http://www.kodomono-mori.info/what/が招聘した「子ども親善大使」のこどもたちとのワークショップで誕生した5人の動物キャラクターたち。「子供の森」計画支援者の方々のためのニュースレター「LOVE GREEN NEWS」No.55(6月30日発行)では、5月に来日した「子ども親善大使訪問記」が特集され、「動物かんきょう会議」とのコラボレーションの様子も掲載されています!

今回の参加はインド、フィジー、タイ、インドネシア、フィリピンの5カ国でしたが、2011年度に20周年を迎えた「子供の森」計画は、なんと世界29の国と地域で実施されているのです。
子どもたちは日本各地をめぐって、それぞれの国で自分たちが行っている「子供の森」計画の取り組みをレポートしています。いっしょにワークショップをした子どもたちの故郷はこういうところなんだと、実際の植林の様子の写真を見て、さらに親近感がわきました。

今あらためて、「子供の森」計画のワークショップを「動物かんきょう会議」がごいっしょさせていただけて本当によかったなと感じています。

インドのクジャク、モールを紹介します!
2012年7月12日

インドの子どもたちといっしょに作ったクジャクのモールを紹介します。
ダンスの教師をしているクジャクのモールは、「趣味も踊り」というほど、人生の全てを踊りにささげてきました。モールが踊るのは「バングラ」というパンジャブ地方の伝統的な踊りです。モールにとって踊ることは生きることそのものです。幸せを感じたときに踊り、雨が降っても踊ってきました。
しかし、近年、環境破壊が進み、とくに森林が破壊されたせいで、彼は弱冠20歳にしてコミュニティーと家を失ってしまったのです。寂しい生活を送ることを余儀なくされ、最近では踊ることもめっきり少なくなってしまったモール。
でも、ヨガをしたり自然のなかを散策して、生きる喜びを取り戻そうとしています。そして、食いしん坊のモールにとっては、大好きなイドゥリ(米粉や豆の粉で作る蒸しパンのようなもの)とドーサ(米と豆で作るクレープのようなもの)を食べる行為も、踊ることと同じ、神聖なセレモニーなのです。

子どもたちといっしょにつくったキャラクター

タイのニシキヘビ、ブアカオを紹介します!
2012年6月28日

タイの子どもたちといっしょに作ったニシキヘビのブアカオを紹介します。
ブアカオは16歳。貧しい家に生まれたブアカオは、10歳のときに、「将来はムエタイ(タイ式ボクシング)の選手となって賞金を稼いで両親を助けよう」と決心します。ジムに通いはじめ、一生懸命からだを鍛えるブアカオですが、一方で木を植えることが大好きな心やさしい若者です。
タイの街は、自動車の排気ガスによる大気汚染、水質汚染、ゴミの増加とそれにともなうゴミの不法投棄など、実にさまざまな環境問題を抱えています。雨期には洪水がおこるのですが、それによる被害もとても深刻です。
休日、植林活動をしながら、タイの環境問題を少しでも解決したいと、友人たちと語りあうブアカオ。彼の名前は「白蓮」という意味があるそうです。

アヌシー市のカルノー小学校を訪れました!
2012年6月28日

みなさんは、練馬区が日本のアニメの発祥の地であることをご存知でしょうか? 昭和33年にわが国初のカラー長編アニメ映画「白蛇伝」が、昭和38年には、連続テレビアニメ「鉄腕アトム」が練馬区で制作されたのです。

さて、現在、練馬区にはなんと90社を越えるアニメ制作関連会社があり、日本では最大の集積地となっているとのこと。「アニメ産業と教育の連携事業」を実施している練馬区では、区内の小学校とアヌシー市の小学校でお互いが作成したアニメ作品とビデオレターなどを交換しあうという交流を続けているのです。

今年も、アヌシー映画祭の見本市MIFAの期間中、練馬区産業経済部商工観光課長の米さんが、練馬区の子どもたち宛てのアニメ作品とビデオレターを受け取るために、市内のカルノー小学校を訪問し、練馬アニメーション協議会の代表幹事の石黒さんと、わたくしマリルゥも同行させていただきました。

黒板になぜかタヌキのタックが……
(中央向かって右から)石黒さん、米さん、通訳の藤田さん

カルノー小学校では、2つのクラスを訪れました。廊下には、子どもたちがコラージュしたモナリザの顔が並び、教室に足を踏み入れれば、椅子のペパーミントグリーンが色鮮やかです。子どもたちの満面の笑顔と「ボンジュール!」と元気な声に迎えられました。
米さんが、練馬区の子どもたちのプレゼントを渡し、子どもたちに質問をすると、一斉にみんなの手が挙がります。


元気いっぱいの子どもたち

「日本にいってみたい?」との質問には「Oui~!」と元気な返事。
日本への興味と好奇心いっぱいの子どもたち。米課長さんに、次から次へと質問をあびせます。

そんな光景を目の当たりにし、子どものころからの異文化交流のすばらしさを実感しました。そして、子どもたちから託された手作りのアニメ作品を手に、カルノー小学校を後にしたのでした。

アヌシー国際アニメーション映画祭MIFAに出展いたしました!
2012年6月14日

アヌシー国際アニメーション映画祭(Festival International du Film d’Animation d’Annecy)は、カンヌ国際映画祭からアニメーション部門を独立させたもので、1960年にフランスのアヌシー市で始まりました。

スイスとイタリアの国境に近いアヌシー市で毎年6月に開催されるこの映画祭、2008年には加藤久仁生監督の「つみきのいえ」がグランプリを獲得しています。そして、今年、この映画祭に併設される世界最大規模のアニメーション見本市MIFA(Marché international du film d’animation)に、「動物かんきょう会議」を出展いたしました。

MIFA会場の一部のアヌシー湖畔のホテル

アヌシーの古い街並み

→公式サイトはこちら

6月6日から8日までの三日間、アヌシー湖畔に設置された会場には、世界各地から集まったアニメーション製作会社やテレビ局、出版社などのブースが目白押し。その中でも、ひときわめだつ桜の花のブースが練馬区アニメーション協議会です。今年、ご縁があって、弊社は練馬区アニメーション協議会の会員となり、MIFAで動物かんきょう会議をPRさせていただきました。

桜がはなやかな練馬アニメーション協議会ブース

ブース手前のショーケースに絵本をディスプレイ

高級リゾート地の優雅な趣をたたえたアヌシー湖とは対象的に、MIFAの会場は、各ブースで行われる商談、人、人、人の熱気でむせ返るようです。そして、人ごみにまじって、ヨチヨチ歩きをするのは、練馬区のキャラクターねり丸くんです。

文化庁主催のレセプションで愛嬌たっぷりのねり丸くん

→練馬アニメーションサイトはこちら

実は、このねり丸くんが大人気。いっしょに写真を撮る人、握手を求める人、抱きつく人ありと、ねり丸くんの行く先々で人の輪ができていました。

さて、「動物かんきょう会議」は、各国の製作プロダクションや出版社などから高い評価をいただき、たくさんの勇気と課題をいただいた三日間でした。

練馬区さんはアヌシー市とアニメ産業交流協定を締結していますが、交流はアニメ産業のみならず、子どもたちの間でもはじまっていて、今回、アヌシー市の小学校訪問にも同行させていただきました。そのすばらしい体験については、次号のメールマガジン(6月28日配信予定)でご紹介させてください。

最後に、練馬アニメーション協議会のみなさま、練馬区商工観光課のみなさま、すてきな通訳のお二方、ブース設営してくださった方、MIFAでごいっしょしたみなさま、たいへんお世話になりました。どうもありがとうございました。

MIFA会場と旧市街をつなぐシャトルバス

新宿区のエコの見える化看板。区立小・中学校10校からスタート
2012年5月28日

新宿区立小・中学校のエコへの取り組みを、区民(住民)のみなさまに伝えるための「エコ見える化看板」をデザインし、施行してきました。いずれも校門わきの目立つ場所に設置しました。群馬県沼田市の利根沼田森林組合の協力を得て、間伐材の1枚板を使用しています。そして「動物かんきょう会議」のキャラクターたちもエコアピールに協力しています。
新宿区内の小・中学校10校からスタートです!

◉雨水タンク (わしのワッシが紹介)
雨水タンクを設置している小・中学校をアピールします

◉みどりのカーテン (わにのワニールが紹介)
みどりのカーテン活動に取り組んでいる小・中学校をアピールします

◉太陽光エネルギー (とらのトラジーが紹介)
太陽光エネルギーを活用した取組をしている小・中学校をアピールします

牛込第三中学校

新宿中学校

西早稲田中学校

落合第四小学校

市谷小学校

天神小学校

東戸山小学校

柏木小学校

西戸山小学校

落合第六小学校

「世界子ども会議」で子どもたちと動物キャラクターを誕生させました!
2012年5月17日

アジア太平洋地域5カ国の子どもたちが「子供の森」計画「世界子ども会議」で、それぞれの国の動物キャラクターを作りました!フィジーはサンゴ、インドネシアはヘラクレスオオカブトムシ、タイはニシキヘビ、フィリピンはカメ、インドはクジャクです。

まずは写真をご覧ください。左側が、わたしたち「動物かんきょう会議」が用意していった「動物キャラクターの試作」です。右側は、これを元に子どもたちに自由に加筆したり修正してもらってできあがった動物キャラクターたちです。いかがでしょうか、子どもたちの手が加わり動物たちがにわかに活き活きしはじめました! さらに子どもたちは、キャラクターの名前や職業、趣味、身近な環境問題などを考えてくれたのです。
フィジーのサンゴ、名前はコーラル・ダクワカ、漁師をしています。

インドネシアのヘラクレスオオカブトムシ、名前はシ・ボラン、農業を営んでいます。
タイのニシキヘビ、名前はブアカオ、タイボクシングの選手です。
フィリピンのカメ、名前はリノ・タトロンガリ、学生です。
インドのクジャク、名前はモール、ダンスの先生をしています。
さて、この「世界子ども会議」を主催した公益財団法人オイスカさんは、20年にわたり、世界28カ国の4000を越える学校で、子どもたちの森づくり活動の支援や環境教育、教育支援などを行う「子供の森」計画を展開してきました。
「公益財団法人オイスカ」さんのサイトはこちら
「子供の森」計画サイトはこちら
「子供の森」計画Facebookページはこちら 
今回、「子供の森」計画子ども親善大使事業2012の一環として、各国から2名の子供たち、学校教育関係者と現地スタッフの計4名ずつの総勢20名が来日し、文化交流や意見交換、被災地での海岸林再生プロジェクトの見学、地球サミットに向けた共同メッセージの発信などを行っていくのですが、5月10日(水)、11日(木)の二日間、東京の国立オリンピック記念青少年センターで開催した「世界こども会議」に「動物かんきょう会議」がコラボレーションさせていただきました。
まず初日は、アニメーション「動物かんきょう会議」より「マジカルミステリーツアー」を上映し、「動物かんきょう会議」についてお話をさせていただきました。その後、国ごとに分かれた子どもたちは、動物キャラクターの姿を修正し、衣装を変えたり、名前や職業を決めていきました。また各国の環境問題について、動物キャラクターの目線から、原因や他の問題との関連性などを話し合いました。二日目は、宿題で完成させた動物キャラクターについて子どもたちが発表しました。そして今度はテーブルをかえて、異国の子どもたち同士が一緒になって、環境問題に対して何ができるか話しあい意見を交換したのです。
それは、子どもたちだけでなく、わたしたちにも貴重な体験でした。
なにより、子どもたちの元気さとかわいい笑顔がすばらしく、真剣に環境問題のことを考えている子どもたちに感心させられました。
子どもたちが完成させてくれた5人のキャラクターは、清書をして、プロフィールといっしょに次回のメールマガジン(6月14日)で発表させていただきます。どうぞお楽しみに!
アニメーション「動物かんきょう会議」を見る子どもたち
フィジーのみなさんはサンゴくんのまわりに何を描いているのでしょう?
インドネシアのみなさんはなにやら思案中です。
タイの子どもたちは、ニシキヘビのまわりにたくさんコメントを書き込んでくれました。
インドの子どもたち、活発なやりとりでキャラクターを作り上げていきます。
フィリピンのみなさん、笑顔でなにを相談しているのでしょう。
タイの子どもたちは環境問題のプロセスをツリー型にまとめました。動物たちのイラストがかわいい!
完成した動物キャラクターといっしょに!
子どもたち、先生がた、現地スタッフのみなさん、ありがとうございました!
そして、オイスカ国際協力部のみなさん、どうもお疲れさまでした!

吉祥寺アニメフェスティバル2012(2)
2012年3月21日

武蔵野公会堂(パープルホール)の入り口にディスプレイされた「動物かんきょう会議」のDVDやパンフレット

DVD教材「動物かんきょう会議」
2012年3月8日

DVD教材「動物かんきょう会議」がNHKエンタープライズから発売中です。
指導要領CD-ROMでアニメーション全20話を解説しています。

教育関係者向けに発売されたDVD教材「動物かんきょう会議」では、DVD2枚に収録された全20話アニメーションと、「指導する先生方」のための教本手引き資料がCD-ROM1枚に収録されています。
例えば、第2話 虹色ピクニックの「学習テーマ」は「森林(破壊)、地産地消」と記されていて、「本教材のねらい」「学習内容」「授業展開のイメージ」といった項目ごとに懇切丁寧な解説がなされているので、わかりやすく、アニメーションを何倍にも有効活用できる構成となっています。生徒さんに環境問題への興味と問題意識を喚起することをねらいとしている教材です。
昨年、「動物かんきょう会議」で実験授業をしてくださった、豊島区立巣鴨小学校校長の宮澤晴彦先生が監修を引き受けてくださいました。
詳しくはこちら→http://zomama.exblog.jp/17227686/

吉祥寺アニメフェスティバル2012(1)
2012年3月8日

吉祥寺アニメフェスティバル2012でアニメーション「動物かんきょう会議」全20話が一挙上映されます!

毎年恒例、吉祥寺アニメフェスティバルが3月10日(土)11日(日)に開催されます。

吉祥寺の街をあげてのイベントでは、チェブラーシカも登場!吉祥寺まちなかLIVEや、吉祥寺アニメーション映画祭受賞作品上映会など、楽しいイベントで盛りだくさんです。

アニメーション「動物かんきょう会議」は、武蔵野公会堂(パープルホール)で明後日10日(土)12時30分から14時45分まで全20話が一挙に上映されます。

11日には「東日本大震災チャリティーイベント無料アニメ上映会with VOCALOID3蒼姫ラピスライブ&トーク」が開催されます。

吉祥寺アニメフェスティバルの詳細はこちら
http://www.kichifes.jp/info/info.html


「リビングむさしの」3月3日発行号 2ページ目に掲載

吉祥寺アニメフェスティバルのパンフレット

吉祥寺の街じゅうにはられるポスター

環境学習DVDセット「動物かんきょう会議(全20話)」NHKエンタープライスより発売!
2012年2月22日


→ Amazonで購入
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商品の説明
内容紹介
人間にまかせちゃいられない!!
動物かんきょう会議に登場するキャラクターたちは、お国柄を漂わせる個性派ぞろい。そんな動物たちがくり広げる会議は、外国文化への無知や偏見、エゴも絡んだ議論に発展します。
しかし、話し合いを通して、次第に相手を理解しはじめた動物たちは、地球の未来のためにできることを考えていきます。
このDVD教材シリーズでは、世界から集まった動物たちが、身近な「かんきょう」問題をテーマに、おもしろおかしく会議をくり広げていく中で、環境問題への興味と問題意識を喚起することをねらいとしています。
【収録内容】
<1巻目>
第1話 エレガントな発電
第2話 虹色ピクニック
第3話 絶滅危ぐ種を救え
第4話 夢見るエコハウス
第5話 宇宙より愛をこめて
第6話 超マイカー宣言
第7話 オムツ☆ラプソディ
第8話 ユメ占い
第9話 笛吹き男
第10話 宝島
<2巻目>
第11話 魔法のタネ
第12話 くるくる交換会
第13話 動物、月へ行く
第14話 オープンウォーターパーティー
第15話 トレンドファッション入門
第16話 ディープブルー
第17話 ランプの魔人
第18話 マジカルミステリーツアー
第19話 風の道
第20話 地球博覧会
■CD-ROM(学校教師用手引収録)付
○2010年 NHK教育テレビにて放送
内容(「Oricon」データベースより)
お国柄を漂わせる個性派ぞろいのキャラクターたちが身近な環境問題をテーマに、おもしろおかしく会議を繰り広げていく中で、環境問題への興味と問題意識を喚起することをねらいとした教材DVD。
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形式: Color, Widescreen
リージョンコード: リージョン2
画面サイズ: 1.78:1
ディスク枚数: 2
販売元: NHKエンタープライズ
DVD発売日: 2012/02/24
時間: 100 分

新宿区の温暖化対策パネルと缶バッジが完成しました!
2012年2月8日

動物かんきょう会議の登場動物たちが、「新宿区の温暖化対策」を子どもたちにわかりやすく解説するパネルが完成しました!

ここでは、「緑のカーテンプロジェクト」「打ち水大作戦」「太陽光発電システムなどの補助金制度」「環境学習情報センター」など、区のさまざまな取り組みが写真入りで紹介されています。

わたしがちょっと驚いたのは、区民みずからが植林や間伐をし、カーボンオフセットツアーに参加できる「新宿の森」の存在です。長野県伊那市、群馬県沼田市、東京都あきる野市と、三カ所もあるのです。わたしもいつか参加してみたいと思いました。

さて、「まちの先生見本市」では、
新宿区環境清掃部環境対策課の会場のこのパネルの前に子どもたちが集まって、クイズに答えながら温暖化対策について楽しく学習していました! 質問に答えた子どもたちは登場動物たちの缶バッジをゲット!教室には絶え間ない歓声が鳴り響いていました。

新宿の環境学習応援団 第11回「まちの先生見本市」は大盛況!
2012年2月8日

子どもたちから大人までたくさんの方々が参加して、「まちの先生見本市」が
1月28日(土)に新宿区立落合第四小学校で開催されました。
「まちの先生」(環境分野の普及啓発や学習活動をしている市民、事業者、環境団体、行政機関などの方々)と「学校の先生」が恊働して、体験型ワークショップや展示が行われたこのイベントで、アニメーション「動物かんきょう会議」を上映させていただきました。

北向きの廊下での上映会。不思議な雰囲気がありました。

会場では、
アース・ビジョン地球環境映画祭から選りすぐりの短編映画と交互に上映しました。
http://www.earth-vision.jp/
※今年のアースビジョン・地球環境映像祭
2012年3月16日(金)〜18日(日)
場所 新宿区四谷区民ホール

エコギャラリー新宿さんと動物かんきょう会議がコラボした、出前授業の紹介パネルです。

動物かんきょう会議のキャラクターが、新宿区のエコの取り組みを紹介しています。

イベントでは、
間伐材からのお箸作り、都庁近くの新宿中央公園で刈り取られた稲を藁打ちしてのリース作り、指あみでのマフラー作りなど、それはもりだくさんで、参加されたみなさん方は実に楽しそうでした。

ゆびあみしています

こちらは南向きの教室です。ポカポカと暖かく、とても心地よい午後でした。

◉まちの先生見本市のパンフレットダウンロード
http://www.shinjuku-ecocenter.jp/images/2012/01_chiiki/20120128_machisen.pdf

参加者のみなさんにふるまわれたヤキソバ、
お漬け物、豚汁、おいしくて、体が暖まりました。
どうもごちそうさまでした。

主催者のみなさん、どうもお疲れさまでした。
動物かんきょう会議便りをご覧になって、
わざわざ、足を運んでくださった方、うれしかったです!!

参加者のみなさん、どうもありがとうございました。

新宿区西戸山小学校で、「動物かんきょう会議」を使っての環境学習出前講座が開かれました。
2012年1月25日

2012年1月20日(金)、区立西戸山小学校2年生1組と2組、76名の生徒さんを対象に、新宿区立環境学習情報センターさんの環境学習出前講座(2時限)に参加しました。

前半は、アニメーション「動物かんきょう会議」から第12話「くるくる交換会」を鑑賞して、身近なエコについて考える学習の時間です。実は、この西戸山小学校では、昨年12月9日に、全校生のみなさんにアニメーション「動物かんきょう会議」から第15話「トレンドファッション入門」を鑑賞していただいたので、アニメの登場動物たちはすでにおなじみです。

(↑画面右:エコギャラー新宿の村井先生とアシスタントの松田さん)

生徒さんたちは、映画鑑賞の後、アニメに登場するタヌキのタック、ワシのワッシ、ワニのワニール、ゾウのゾウママの4グループに分かれて話し合いました。
誰が正しくて、誰が間違っているのかの判断をくだすのではなく、各キャラクターは「エコについてどのような考え方をしているのか?」をポイントに考え方の違いについて、意見を出し合いました。

話し合いの後に、各グループから1~2名が発表しました。その後に、再びアニメを見て、「どのキャラクターが一番エコ?」を投票しました。結果は「穴のあいたサッカーボールを自分で修理して直した」ワニールが第1位でした!

最後に、もう一回同じアニメを観賞しました。生徒たちは、話合いをとおして理解も深まっているので、とても集中していました。

この日は、学校公開の日でした。教室の後ろでは、ご家族の方が授業参観していました。アニメ上映中「なんかむずかしそうなアニメね」といった表情をしていたご両親の前で、子どもたちは元気よく手を挙げて発言し、さらには76人のお友だちの前で発表していた姿を目撃し、さぞ驚かれたことと思います。


後半は、生徒さんたちは各教室に戻って、エコバックを制作しました。
今日も、「世界でたったひとつのすてきなエコバッグ」がたくさんできました!


西戸山小学校の生徒たちは絵を描くことがとても好きなようでした。
クレヨンをしっかり自信をもって塗込む生徒さんの作品がたくさんありました。


アニメを2回みただけで、登場キャラクターを記憶し描いたの女子生徒の作品です。
(エコバックの裏側をつかっています)


最後、自分の自信作をお披露目。記念写真です。パチリ。

西戸山小学校の先生方、2年生の生徒さん、そして、新宿区環境学習情報センターの先生、スタッフのみなさま、どうもありがとうございました!

新宿区立落合第四小学校の環境学習出前講座で、アニメーション「動物かんきょう会議」が上映されました。
2012年1月12日

本日1月12日、新宿区立環境学習情報センターさんの環境学習出前講座として、区立落合第四小学校1年生のみなさんにアニメーション「動物かんきょう会議」から第12話「くるくる交換会」を鑑賞していただきました。

1年生1組と2組、約50名の生徒さんたちは、映画鑑賞の後、グループに分かれて話し合い、後にみんながいっしょうけんめい考えた意見や感想を発表して、再びアニメーションの上映をしたのです。その後は、アニメーションの内容から発展させたテーマ「エコバッグを持って買い物にいこう」に沿って、子どもたちの自作の絵をそれぞれエコバックに転写し、「世界でたったひとつの自分のエコバッグ」を完成させました。

わたしたちは、生徒さんの絵を白無地のエコバッグにアイロンで転写する作業をお手伝いしたのですが、生徒さんの絵はみな色がカラフルで、ウサギ、ネコ、カブトムシ、インコ、チョウチョなどの生き物あり、電車やキャンピングカー、富士山や、星空、空想の世界など、とても楽しいエコバックになりました。

落合第四小学校の先生方、1年1組と2組の生徒さん、そして、新宿区環境学習情報センターのみなさま、今日は本当にありがとうございました!

アニメーションに見入る生徒さん

先生の質問に答えています

いっしょうけんめいエコバックに絵を描いています

動物会議のゾウママを描いてくれました!