第10話 夢占い
不吉な夢を見たというタック。夢なんて気にしなくていいんじゃない?と思いきや、パオやワッシも嫌な夢を見たようです。そして3人の夢には共通することがありました。さて、どんな意味があるのやら…。
5月1日(土)NHK教育午後4時50分~5時
第6話「超マイカー宣言」 第7話「笛吹き男」
5月2日(日)NHK教育午後4時50分~5時
第8話「オムツ☆ラプソディ」 第9話「宝島」
5月4日(火)NHK教育午前10時45分~11時
第10話「夢占い」 第4話「夢見るエコハウス」
第5話「宇宙より愛をこめて」
タヌキのタック(日本)吉野裕行
トラのトラジー(インド)チョー
パンダのパオ(中国)草尾毅
ワシのワッシ(アメリカ)立木文彦
ハリネズミのハリィ(ドイツ)日高のり子
ウサギのDr.ラビ(イギリス)神谷浩史
ゾウのゾウママ(ケニア)高橋理恵子
ワニのワニール(ブラジル)高橋広樹
クマのターニャ(ロシア)浅野まゆみ
アザラシのアーシィ(北の海)吉田麻衣
イグアナのイーグ・ガーラ(ガラパゴス)青森伸
オランウータンのウータ(インドネシア)蓮池龍三
ビーバーのイーヴァ(カナダ)新野美知
ニワトリのジャン(フランス)佐々木望
カンガルーのルーポ(オーストラリア)菊池志穂
カンガルーのジョーイ(オーストラリア)吉田麻衣
カラスのカラオ(日本)小橋達也
ハイエナのハイダラ(国籍不詳)竹田雅則
クロネコのクロッチ(日本)(無音)
詳細はこちらをご覧下さい
第8話 オムツ☆ラプソディ
赤ちゃんのオムツ処理って大変! そんな新米ママ・ルーポの悩みにみんながアイデアを出し合います。ところがいつの間にか赤ちゃんジョーイがいなくなり、一同はパニックに。赤ちゃんは一体どこに!?
第9話 宝島
宝島の地図を手に入れた動物たち。ポセイドンを探しているというアーシィと合流し、大海原を進みます。しかし行く手には海賊船の姿が!? ワクワクドキドキ海の旅。果たしてお宝は見つかるのでしょうか? ※ハイダラ登場作品 ※クロッチ登場作品
ケニア共和国のサバンナ高原で大家族に囲まれて幸せに暮らしているゾウママは48 歳。子供が6人。孫は15人もいるビッグママです。
性格はおおらかでおおざっぱ。ゆっくりと歌うようにしゃべるゾウママは小さなことにはクヨクヨしないポジティブシンキングの持ち主。大家族で貧しいけれども、いつも笑顔の絶えない仲のよい家族の要として、家族からもまわりの像たちからも慕われて、相談事をもちかけられる女長老的な存在です。
ゾウママの趣味は「日々の生活」。感性豊かなゾウママの好きな言葉は「スローライフ」と「なんとかなるわ」。実は、祖父と夫が密猟の犠牲になったという悲しい過去を持ったゾウママなのですが、いつも明るく楽しげにふるまい、動物会議中に対立がおきそうになると、みんなをなだめる潤滑油的な役割を演じています。必ずしも、環境問題への知識が豊富なわけではないのですが、直感発言するゾウママの言葉は力強いものがあります。
テキサス出身のハクトウワシのワッシ。家は大豆農家で広大な農地を所有しています。ワッシは、男ばかり3人兄弟の真ん中。ハイスクール卒業後、両親が経営する農園を手伝っています。今年32 歳になるワッシの特技はダーツとクルマと発明。
体格が良くて、声も大きく、社交的なワッシは、地元でもかなりの人気者です。しかも、手先が器用でたいていのことは勘でできてしまう利口なワッシは、かなりの自信家で生意気なのです。遠慮を知らないワッシは、動物会議の最中も本音でズバズバ発言し、まわりの動物たちのヒンシュクをかうこともしばしば。環境を配慮した生活なんてほとんど考えたこともありません。
大きなクルマが大好きで、中古車を買い替えては自分で改造するワッシは手先がとても器用。農園の農具小屋を改造して、日常生活に便利に役立つものをいろいろと発明しては、家族や友達からおもしろがられ、特許を申請してもいるのですが、まだなかなかお金には結びつかない状態です。ワッシは粉末を溶かしたクランベリージュースとベーコンバーガーとお寿司のカリフォルニア巻きが大好き。最近、ハイスクールの時からつきあっていたガールフレンドと別れたばかりで、少々、荒れ気味のワッシです。
アマゾン出身のワニールは故郷のジャングルをこよなく愛する熱血漢。故郷のアマゾンも焼き畑で消失し、一家総出で街に仕事を求めてやってきた42 歳の仕事盛りです。妻と子供三人の5人暮らしのワニールはトロリーバスの運転手。
妻は郊外のコーヒー農園で働きながら苦しい家計をささえています。正義感が強いワニールは、不正や嘘は見逃せない潔癖な性分で、一度、頭に血がのぼると、おさえきれずに感情を爆発させてしまいます。故郷のアマゾンの消失は日本の企業のアマゾン開発が原因だと思い込み、真実を調べもせずに、いきなり日本のタヌキに非難をあびせかけ、タックを震え上がらせます。
さて、多分にもれず大のサッカーファンのワニールは週末には、子供といっしょにサッカーを楽しむやさしいお父さん。もちろん、カーニバルでは徹夜で酒を飲みまくり、サンバを踊りまくる典型的ブラジル人でもあるのです。
トラのトラジーはインドのパンジャブ地方出身です。 父親はトラジーがまだ幼い頃、密漁の餌食となり、母トラも病死してしまったので、それ以降、山奥で修行をするヨガ行者たちに育てられました。今は、ヨガ行者たちとも離れて一人暮らしのトラジーは天涯孤独の身です。子供のころからヨガ行者として、隠遁生活をしてきたトラジーは今年57 歳。
長年にわたる菜食と修行のおかげで頭はさえわたり、体も健康そのもののトラジー。トラの密猟者の手によって、すでにヨガ仲間の何匹かが殺され、自分の住処も安全な場所ではなくなったトラジーは、意を決して、カレーを作る片手ナベひとつをぶらさげて山をおりることにしました。粗衣粗食、シンプルライフを自ら実践するトラジーの提案は、都会でのモダンな生活を営むものたちにとっては、あまりに極端にストイックすぎて、ついていけないことばかり。
長年ヨガで鍛えた精神力と落ち着きはらった風貌で、動物かんきょう会議では、長老的な役割を果たすトラジーですが、長年、現代社会と隔絶して生きてきたために、突拍子もない的はずれの意見を述べて、ほかの動物たちを唖然とさせることもしばしばです。
長野出身のタックは東京の某私立大学コミュニケーション学科を卒業後、人材派遣会社に就職したものの、仕事の内容に興味がもてないまま2年で退職し、現在は福祉関係のNPO でアルバイトをしながら自分探しをしている26 歳の青年です。
中肉中背で声が小さく、家ではいつもユニクロのT シャツと短パンを愛用しているタック。まじめで謙虚なのですが、ここ一番という時の押しが弱い損な性格。環境問題にはそれなりに関心があるけれども、積極的に日常生活の中で環境にいいことを実践していくほどの熱意でもないタック。
今は川崎市のアパートで、証券会社に勤務している5歳年上の兄と二人暮らしをしているタックですが、アクティブで押しの強い兄との暮らしはストレスも多く、一人暮らしをするためにも、正社員としてどこかの企業に就職せなばというあせりも抱える毎日です。
さて、インドア派のタックの趣味はあやとりと編み物。近所の喫茶店で開かれる、男性ばかりの編み物サークルに毎土曜に参加しては、そこで編んだ手袋やコースターを、アルバイト先のNPO で介護を担当しているお年寄りたちにプレゼントしては喜ばれているのです。ドイツで開かれた「動物かんきょう会議」ははじめての海外経験で、声が大きいブラジルのワニールに、いきなり詰め寄られてシドロモドロになってしまうのですが・・・
ロンドンはシティの金融街でマーケティングの仕事をするDr. ラビは経済博士。大学院を卒業した後、金融関係の職場を2回ほど転職した36 歳のエリートです。
Dr. ラビの好きな言葉「知は力なり」が示すとおり、豊富な知識と分析能力が自慢のデータオタクです。食事のときも、お風呂にはいる時も、ベッドでも、常に、ノートパソコンかデータブックを肌身離さず持ちあるいているDr. ラビ。表向きの趣味はチェスとガーデニングで、田舎に所有するコテージに毎週末、きゅうりとディルのサンドイッチ持参ででかけては、草花をいじってリフレッシュしています。
一方で日本製のアニメーションが大好きで、フィギュアのコレクターでもあるのですが、なぜか周囲にはこのことを秘密にしています。争いごとやもめ事が大嫌いなDr.ラビは、他者とは常に距離を保ちつつクールにつきあいたいと考えるタイプ。動物かんきょう会議では、常に「データ提供者」という役回りを演じながら、自分が論議に巻き込まれないように細心の注意をはらいながら立ち回っています。
ベルリンの緑豊かな住宅街にすむハリィは、ベルリン自由大学を卒業して、光学機器メーカーに勤務する29 歳の青年です。
自然をこよなく愛するハリィは、もの静かで、常にものごとを冷静に筋道を考えます。環境先進国といわれるドイツを誇りに思っていて、環境に配慮した質素な日常生活を送っています。両親はベルリン出身で、父方の祖母がスエーデン出身のクオーター。引退した両親は、すでに南ドイツの郊外に移住していて、ハリィは旧西側の両親の所有するアパートメントで一人暮らしをしています。さて、「動物かんきょう会議」の中で、動物たちが集まる森の中のハリィの家は、シュバルツバルドにあり、昔、猟師だった祖父が遺した山小屋です。
長身で細身のハリィですが、最近おなかがでてきたため水泳をはじめました。料理もなかなかの腕前でパスタや焼きリンゴをよく作り、自分の誕生パーティーには、ウサギのマスタード焼きなど作り、友人にふるまうハリィ。そんな彼の趣味は風景写真を撮ることと音楽と散歩。写真は自分で現像するほど凝っていて、イースターや夏のバカンスを利用して、北欧をめぐっては写真を撮り続けているのです。
音楽は主にクラシックが好きで我流でチェロを弾きますが、学生時代はパンクロックのバンドをくみ、ギターを担当していました。ベルリン郊外には大小の湖が点在していますが、ハリィは週末には必ず自転車ででかけ、湖畔を散策することが大きな楽しみ。その時、必ず持参するのは、ポット入りのハーブテイーとライ麦パンにチーズをはさんだサンドウィッチです。
第6話 超マイカー宣言
とある広場。マイカーについて考えようと動物たちが集まってきますが、なかには「移動しない」宣言する動物も…。人力発電カーや玉乗りマシーンなどいろんな乗り物が登場! 何だか愉快なマイカー宣言です。
第7話 笛吹き男
とっても深刻な世界のゴミ問題。動物たちはゴミの山の前で途方に暮れています。そこへ何やら怪しげな男がやってきます。男の名前はハイダラ。「100%完全ゴミリサイクル自動処理機」を開発したというのですが…。 ※ハイダラ登場作品
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