人形劇づくりはじまる!?
2014年10月30日

タヌキのタックの人形です。
「ひょっこりひょうたん島」のような懐かしさ、ありませんか? 実はこの人形、特定非営利活動法人のういくネットワークのメンバーの方がつくったものです。
「 ー 子どもたちみんなで人形劇を上演する ー ことをとおして、個々の感性を育もう」
というのが、のういくネットワークの活動です。
まず、子どもたちは「操る人形」を自分たちの手で作ることからはじめます。そして、台本づくり、演技の練習、発声の練習をします。大人たちはあくまでサポート役です。
タヌキのタックは、発泡スチロールを削り、和紙を貼り、絵の具で着彩してあります。洋服を着せて、胴体を支え、頭を回転させる木の心棒と、両手の表現を自在に操る2本の針金でできています。どうですか?
わたしたちはこんなことを考えています。
「動物かんきょう会議プログラムをとおして、生まれた動物キャラクターを『手づくり人形』にして、動物かんきょう会議で話しあったことを台本にして、みなさんの前で上演する。そこまでをひとつの教育プログラムのパッケージにしたい」と。特定非営利活動法人のういくネットワークの山藤さんと今後のヴィジョンについて話し合いました。
「動物かんきょう会議」のアニメーションも人形劇のようなスタイルのアニメでした。今後、動物キャラクターたちが立体になり、どんな物語を展開していくのか、楽しみにしていてください。
特定非営利活動法人のういくネットワークの皆様、山藤さま
どうもありがとうございます!
東京富士大学での講義が東京新聞に取材されました!
2014年10月30日

 

2014年10月25日(土)の東京新聞の朝刊に「動物の私 地球環境憂う」と題して、東京富士大学で開催した全3回講座の第2回目の様子が紹介されました。
今、動物かんきょう会議プロジェクトではユニークで新しい「コミュニケーションプログラム」を開発しています。
題して「動物になって考えよう! せかい・動物かんきょう会議」
この開発中のプログラムを東京富士大学(新宿区高田馬場)で10月8日、15日、22日の3日間のわたり実施しました。受講者は、東京富士大学1年生の黒田ゼミの皆さま18名。(内、中国からの留学生が5名)
今回、準備したプログラムは3講座です。
第1講は、動物かんきょう会議とは?(講師:イアン)
 講義「にわとりが先か たまごが先か」
 
第2講は、ワークショップ(講師:イアン)
 「動物キャラクターをつくろう!」
 
第3講も、ワークショップ(講師:博進堂大学 佐藤洋一)
 「せかい動物かんきょう会議ワールドカフェ」
です。

本プログラムを開発しているわたし(イアン)のこだわり、「なぜ、動物になる必要があるのか?」についてお話します。
それは、わたしたちは生まれながらの「動物」だと思っているからです。人は成長していく過程で、生き抜くための本能のような「感受性・好奇心」を失いつつ、知識・ルール・常識など、各地域固有の癖をつけて「大人」になっていきます。このことを本プロジェクトの初期メンバーのK氏はこう表現されました。「人間は後ろ向きに進化する。だから大人は、道具に頼らなければなくなる。」「動物としての感覚を生活環境で研ぎすますことができれば、人は2km先も見えるらしいとのこと。」「言葉を交わさなくても心と心が通じ合うのも優れた動物センサー(感受性)のひとつ。」等々。
私も人の能力は、動物的本能を信頼するかぎり無限大のような気がします。数値化することはその能力に蓋をするようなこと。蓋をされてはクリエイティビティは発揮できません。そして私は、数値化できないものにこそ本当に大切なことがあるとも考えます。0と1の間にある無限の余白(可能性)を受信できない私たちになってしまったらどうなってしまうのでしょう。「受信できない」→「感じることができない」→「考えない」→だから→「行動しない」 まさに後ろ向きの進化です。それでは、せっかく人として生まれたのにもったいないことです。
自分自身の過去を振り返り、その「感性スイッチのオン・オフ」のひとつのターニングポイントは10~12才にあると感じています。そして、もうひとつは社会に出る前の学生がもつ比較的自由な時間帯。このタイミングに、動物がもつ感度の高い「感性やクリエイティビティ」を「自分自身」のマインドに刷り込むことが本プロジェクトが目指していることなのです。
ある専門家のN氏から、「人間は脳の能力の3%しかつかっていない、それも脳の表層部分で論理をつかさどるところ。本来の脳を活性化させるためには、脳の中心部にある司令部『脳幹』を刺激することが大切」「幼児期に、4つ足でハイハイをたくさんした子どもは、しない子に比べて賢い」ということを聴きました。
子どもの頃、畑を手伝い土いじり、山登りしたり、学校で毎朝雑巾がけしたりすることは、「脳幹=動物脳」を刺激することになるのでしょう。本来、人は理にかなったことをしていたのです。
2014年度中に、12のプログラム案をつくる計画です。
東京富士大学の学生のみなさまも、受験勉強などで記憶メインの時間を過ごしてきました。そしてこのようなワークは初めてで戸惑われたことと思います。しかし、それを3回、10回とトレーニングしていくことで間違いなく「動物脳」が刺激されて、受け身でなく、自分で考え行動できる人材へと豹変するはずです。そんな、スイッチが切り替わるタイミングに立ち会えることを願っています。

 

第1講は、動物かんきょう会議とは?

 

 

講義「にわとりが先か たまごが先か」の風景


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第2講「動物キャラクターをつくろう!」

 

 

4つの国のキャラクター紹介資料

 

インド、ドイツ、アメリカ、日本からのキャラクターをつくります

アメリカのワッシの仲間たちです。左から、ワッシと旅行で知り合って現在交際中の「ハスシ 23才女性」、ワッシに一目惚れしゲイとなった「チャッピー 25才男性」、筋トレで電気をつくる日焼けサロンオーナーの「テラッシー 40才男性」、時計収集が趣味の頼りになるシステムエンジニア「ワッシーニ 34才男性」、ガソリンスタンドで働き電気自動車はつまらねえと吠える「テライオン 19才男性」。ワッシの仲間らしい個性的なメンバーがそろいました。


 

第3講「せかい動物かんきょう会議ワールドカフェ」

 
はじめにアニメを視聴して、動物かんきょう会議の世界に入ります。

「水」をテーマにしたワールドカフェを説明する佐藤講師(博進堂)

ドイツのハリネズミ国からの発表です

 


東京富士大学の黒田秀雄教授(経営戦略論)さま、たいへんお世話になりました。

>>東京富士大学の詳細はこちらをご覧ください(別ウィンドウ)

東京新聞さま、丁寧な取材をしていただきました。どうもありがとうございます。
共同開発の博進堂(新潟)は、動物かんきょう会議プロジェクトの初期メンバーです。
文:イアン
獨協大学で300名近い学生を前に講義しました
2014年10月7日

2014年10月3日(金)

獨協大学「全学総合講座」で講義しました

テーマ:地域活性化システム論

 ー これからの「まちづくり」のヒントを探る ー

 「せかいの12才の子どもたち同士を信頼でつなぐ

  せかい・動物かんきょう会議プロジェクトのこれから」

 

300名近い学生を前に、プレゼンテーションするにあたりテーマに悩みました。

今回は、地域活性化のためには自分自身が活性化していなければならない。そんな情熱的なマインドについてを伝えたく、「にわとりが先か たまごが先か」をテーマに自身の体験から「たまごが先」であることを証明していく講義とさせていただきました。

 

 

講義後に、

持参した「のら猫クロッチ メッセージカード」に学生たちが感じたことを書いてもらいました。そして232枚頂戴しました。

内訳は、

(1)たまごが先の話へのコメント 75枚

(2)アニメや環境へのコメント 53枚

(3)人と会えば明日が変わる話へのコメント 35枚

(4)当方への激励 33枚

(5)せかいの12才をつなぐ新プロジェクトへのコメント 18枚

(6)日本はすぐに答えをだしてしまう話へのコメント 13枚

(7)アルバイトとベルーフの考え方へのコメント 5枚

学生からのコメントを読んで本講義で伝えたかったことがしっかりと伝わっていると実感しました。

とても素直でいいですね。将来が楽しみです。

 

高松先生、大変お世話になりました。

 

今年は、獨協大学創立50周年。

すごくかわいいキャラクターの「MAUS」のオリジナルカレンダーをお土産でいただきました。