[第1話]地球温暖化防止京都会議COP3の会場でデビュー。5年後に絵本誕生
2013年2月21日

「動物かんきょう会議プロジェクト」総合プロデューサーのイアンです。本プロジェクトがスタートしてから15年がたちました。これから毎月1話づつ全20回にかけて、どのように企画が誕生し、事業展開してきたかについてプロジェクトパートナーをご紹介しながらお話しします。まず、そもそものきっかけ。京都の環境分析機器メーカーとの出会いの物語からはじめます。

1997年12月 京都で開催された地球温暖化防止京都会議(COP3)をきっかけに、「動物かんきょう会議」は誕生しました。京都に本社がある株式会社 堀場製作所(以下 堀場製作所)が運営する環境WEBマガジン「GAIAPRESS(ガイアプレス)」のコンテンツとしてスタートしたのです。

地球温暖化防止京都会議(COP3)の会場に堀場製作所はブース出展しました。ネット上で開催している「動物かんきょう会議」の掲示板フォーラムには、環境NPOや環境問題に関心のある市民たちから多くの意見がよせられ、環境WEBマガジン「GAIAPRESS(ガイアプレス)」でも人気のある番組となっていきました。

しかし、当時のコミュニケーションツールの掲示板機能は匿名での投稿のため、内容のあるコメントもあれば、ひやかしもありと玉石混合でした。このような場では、建設的で信頼ある交流はできないと考え、2000年にサイトをいったん閉じました。

その後に、「動物かんきょう会議」のイラストとシナリオをすべて見直しました。課題となっていた「読者と信頼あるコミュニケーション」を実現するために2年の歳月をかけて独自にコミュニティシステム「i debut(アイ・デビュー) ver.1」を研究仲間と開発しました。そして、2002年7月5日に絵本マガジン「動物かんきょう会議」第一巻を出版したのです。

絵本の裏表紙には、タヌキのタックが緑の地球を虫眼鏡で観察している、本プロジェクトを象徴するイラストとともにオフィシャルパートナー「堀場製作所」からのメッセージを掲載しました。

地球をもっと見てみよう

堀場製作所は、地球を計測するさまざまな分析機器で世界をリードしているグローバルカンパニーです。1997年、京都で開催された地球温暖化会議にあわせてWeb上ではじまった「動物かんきょう会議」を後援しています。

[絵本発売がニュースになりました]


(作:イアン)

◉絵本は「Amazon」で購入できます


次回は、絵本誕生にまつわるお話です。

[Episode1 : Special Thanks]
Eiji KAWACHI (HORIBA)
Akimasa YUASA (L’union Publications)

[15周年記念★今後の予定(タイトルは仮です)]
第1話 地球温暖化防止京都会議(COP3)の会場でデビュー
第2話 画期的!? 絵本マガジンという発明品 
第3話 新潟の印刷会社と池袋の大型書店の心意気
第4話 韓国版「動物かんきょう会議」小学校副読本4万部!
第5話 ソトコトでハリィのエコ日記連載スタート!
第6話 東京コンテンツマーケット2007 静止画部門奨励賞!

第7話 東京国際映画祭とモナコでプレゼンテーション
第8話 日中共同製作アニメ「動物かんきょう会議」20話完成
第9話 NHK教育TVで全国地上波放送
生物多様性名古屋会議COP10会場で上映
第10話 地球環境映像祭「子どもアースビジョン賞」受賞
第11話 アニメをつかって環境について考える出前授業
第12話 新宿区立小・中学校「見える化」看板プロジェクト
第13話 世界の子どもたちとキャラクターづくり!
第14話 紙芝居「森のおはなし」
以下、全20話の予定
動物かんきょう会議のパートナー[その1] 堀場製作所
2013年2月21日

「動物かんきょう会議」は、1997年12月に(株)堀場製作所が運営する環境WEBマガジン「GAIAPRESS(ガイアプレス)」からデビューしました。
http://gaiapress.horiba.com/jp/
WEB環境マガジン「GAIAPRESS」では、《生物の多様性を知る》《なぜ・謎・ワールド》《分析がおもしろい》《地球環境を考える》という4つのテーマを切り口で多彩なコンテンツを配信しています。特に、人間とくらべてはるかにすぐれた感覚(センサー)をもっている生物たちをテーマにしたコンテンツはすばらしいです。
その一つ。「Wonder Channel(ワンダーチャンネル)」では、身近な猫やカエルからゾウやイルカ、はたまた植物やミドリムシにいたるまで「生物たちの不思議な能力」を映像で伝えます。

堀場製作所は、「地球環境」をテーマとしたオリジナルカレンダーでも有名です。
今年は、「鳥」です。
「憧れの翼」
工芸品の意匠として、絵画制作のためのスケッチとして、あるいは博物図譜として、江戸時代には多くの鳥たちが描かれています。そこには日本人にとっては身近な鳥たちに加え、海外からもたらされた珍しい鳥たちや、空想の鳥も含まれています。
2013年度のカレンダーでは、大空を自在に羽ばたくことへの憧れ、そしてまだ見ぬ世界への想いを込めて描かれた「江戸の鳥」をテーマとします。
(堀場製作所HPより)

動物かんきょう会議の絵本マガジン 巻末のスペシャルページ
堀場製作所は、地球を計測するさまざまな分析機器で世界をリードしているグローバルカンパニーです。1997年、京都で開催された地球温暖化会議にあわせてWeb上ではじまった「動物かんきょう会議」を後援しています。
(絵本マガジン「動物かんきょう会議」より転載)