「あいち・なごやESD交流フェスタ」で紙芝居を上映してきました!
2014年11月21日

日本が提唱したESD(持続可能な開発のための教育)、その取り組みを世界中で積極的に行なってきた10年間の成果の総まとめをする会議が、ESDユネスコ世界会議(11月10日〜12日開催)でした。名古屋が会議の開催地として、機運を盛り上げ、ESDの普及啓発のために、開催したものが「あいち・なごやESD交流フェスタ」です。

名古屋市のど真ん中、久屋大通公園で、11月8日、9日の二日間にわたり開催されたこのイベント、雨天にもかかわらず問題意識のある多くの方々が来場されました。わたしは、この二日間、ブースでお手伝いをさせていただきました。

会場には、NPO、企業、ESD活動団体のブースが多数出展し、公益財団法人オイスカのブースで、「動物かんきょう会議」のキャラクターが登場する紙芝居「世界の森のおはなし」を上映してきたのです。

ブースでは、オイスカの「子供の森計画」の活動資料の展示や案内をするかたわらで、紙芝居の展示、紙芝居縮刷版の販売、支援地域の人たちの手作りの布の小物などを販売しました。他のブースでは、さなざまなESDの取り組みの展示や実演、ワークショップ、ESDクイズ、絵本の読み聞かせなどが行なわれ来場者の方々にとって、とりわけ子供たちにとって、心に残る週末になったことと思います。

その後、11月10日~12日には、白鳥会場に場所を移しました。

ここでは、多くの教育関係者の方々が、紙芝居に興味を示してくださってとのこと。
動物かんきょう会議プロジェクトでは、せかいの学校の現場に、せかいの子どもたちに、この「ESDの思想」を広げていくために多くの専門家、国内外のパートナーとともにユニークな切り口でプログラムを開発してまいります。

みなさん、どうもお疲れさまでした。




環境パートナーシップ「つな環」第24号に掲載されました!
2014年11月6日

地球環境パートナーシッププラザ 編集発行の「つな環」第24号
2014年10月発行
特集「ESDの10年~これまでとこれから~」
に「動物かんきょう会議」の森編を公益財団法人オイスカと協働で完成された時の経緯や、パートナーシップの効果についてと題して、紹介いただきました。
15ページ目の「パートナーシップ・トーク」に掲載されました。

 
 
【協働によって完成した「動物かんきょう会議」】
「動物になって考えよう!」が活動コンセプトの動物かんきょう会議プロジェクトは、1997年の地球温暖化防止京都会議COP3をきっかけに誕生しました。2002年に絵本マガジンを発行し、生物多様性名古屋会議COP10にタイミングを合わせてつくったアニメシリーズを2010年にNHK教育TVで放映しました。わたしたちは、個性的な動物キャラクターが活躍する絵本とアニメで、世界の子供たちに「相手の立場にたって環境問題を考え、話し合うキッカケ」を提供できると考えたのです。
 2012年に公益財団法人オイスカとの出会いにより大きなターニングポイントを迎えます。オイスカが支援するタイ、インド、インドネシア、フィリピン、フィジー5ヵ国の12才の子供たちを日本に招聘した際、「動物キャラクターを創り、自国の環境問題を他の国の子供たちにプレゼンテーションする」ワークショップを共同開催しました。子供たちが創るキャラクターは個性的で、その物語はとてもリアリティがあったのです。
 その後、世界の12才の子供たちとクリエイトした動物キャラクターたちを主人公にし、彼らが語った問題意識を原案に脚本を制作し、オイスカの植林活動を紹介する「世界の森のおはなし」(3ヵ国)が2014年春に完成したのです。オイスカさんとのパートナーシップでわたしたちがつくってきた「問題提起型コンテンツ」にリアルな世界「課題解決型アクション」がつながり、このプロジェクトの可能性をさらに広げることになりました。
(プロフィール)
筒井一郎/イアン 株式会社ヌールエ 代表取締役
(プロデューサー&アートディレクター)
1965年東京生まれ。1995年ヌールエ デザイン総合研究所を創立。1997年よりオリジナルコンテンツ「動物かんきょう会議」を総合プロデュース。2002年に絵本シリーズが全国図書館協議会選定図書。2010年にアニメシリーズ(5分20話)がNHK教育TVで全国地上波放送。2014年に環境省ESD環境教育モデルプログラムに採択。
編集していただいた
藤原さん、植木さん、平田さん、尾山さん、今井さん
どうもありがとうございました。
地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)