今年の1月に開催し、好評だった新潟大学特別講座『動物になって考えよう せかい!動物かんきょう会議』。来年の1月30日、より内容を充実させて開催します。
新潟大学特別講座★「動物キャラクターになって白熱会議。次は何を解決しよう!」
日時:2016年1月30日(土) 13時〜17時 【参加費無料】
場所:新潟大学駅南校舎ときめいと
内容:マインドマップを使って環境問題の議論をする。
それも自分自身を動物に置き換えて思考し議論をする。
成果物としてチームで議論の内容を発表する。参加者は新潟大学の学生と留学生、そして社会人 計30名程度を予定しています。
ご興味のある方は、下記連絡先までお申し込みください。連絡先:新潟大学人文学部非常勤講師 萱場和彰
株式会社カヤバ FAX : 025-242-1573【 e-mailでの申し込みはこちら 】
【キャラクターラーニングメソッド(CLM)の簡単な説明】
キャラクターラーニングメソッド(CLM)は、1997年から株式会社ヌールエ デザイン総合研究所が取り組む、異文化コミュニケーションをテーマにしたコンテンツ『動物かんきょう会議』から派生したオリジナルプログラムです。2014年、ESD環境学習モデルプログラム(主催:環境省)に採択されたことをきっかけに、2015年には国・新宿区の補助事業に採択され、大学の協力を得ながら教材開発をスタートさせました。特徴的な4つの基本プログラムは主に大学生向けで、初年次教育支援・就活時のマインド育成支援等を目的に開発しています。これまでに伸べ約1000人の学生・社会人と実証実験をかさね、常に、よりユニークで効果性の高いプログラム開発を目指しています。
※2015年12月現在
CLMとその関連プログラムは、ターゲット・目的別に38プログラム、7カリキュラム。
目的:「コミュニケーション能力の開発」「クリエイティブ人材の創出」
対象:①大学生 ②社会人
【これまで大学を対象に行ったCLMプログラム講義の一覧】
①獨協大学(2014年10月 全学部対象 300名 90分)
講義「動物かんきょう会議プロジェクトのこれから」
講師:イアン コーディネート:高松教授
②東京富士大学(2014年10月 経営学部2年生 25名 90分 全3回)
第1回 講義「にわとりが先か、たまごが先か」
第2回 ワークショップ「動物キャラクターをつくる」
第3回 ワークショップ「動物になって考えよう!」
講師:佐藤、イアン コーディネート:黒田教授
③青山学院大学(2014年12月 経営学部3年生 30名 90分 全3回)
第1回 講義「にわとりが先か、たまごが先か」
第2回 ワークショップ「動物キャラクターをつくる」
第3回 ワークショップ「動物になって考えよう!」
講師:佐藤、イアン コーディネート:玉木教授
④新潟大学(2015年1月 人文学部3年生+社会人 30名 3時間)
「動物になって考えよう。せかい!動物かんきょう会議」
表現プロジェクト演習Gマインドマップ講座(全15回)の中で実施。
マインドマップトレーニングされた学生たちによるクリエイティブワーク。
講師:佐藤、イアン コーディネート:萱場先生
⑤デジタルハリウッド大学(2015年5月 全学部対象 80名 90分 全3回)
第1回 ワークショップ「キャラクターになりきって発言しよう!」
第2回 ワークショップ「ライブ!動物かんきょう会議」
第3回 ワークショップ「キャラクターラーニングメソッド(CLM)」
講師:佐藤、小池、朝妻、イアン コーティネート:修行助教授
⑥青山学院大学(2015年10月 総合文化政策学科生 120名 90分)
講義「四つ葉のクローバーは、なぜ幸せなのか」
都市創造論(全12回)の中で実施。プロデューサー人材がテーマ
講師:佐藤、イアン コーディネート:玉木教授
⑦東京農工大学(2015年10月 大学院生+社会人 7名 3時間)
CLM「自分発見!ワークショップ」
講師:佐藤、イアン コーディネート:保健管理センター
⑧獨協大学(2015年12月 全学部対象 300名 90分)
参加型講義「次は何を解決しよう! 君はクリエイティブになれるか」
講師:イアン コーディネート:高松教授
⑨次回:新潟大学(2016 年1月30日 大学生+留学生+社会人 30名 3時間)
CLM「次は何を解決しよう! 動物キャラクターになって白熱会議」
表現プロジェクト演習Gマインドマップ講座(全15回)の中で実施。
マインドマップトレーニングされた学生たちによるクリエイティブワーク。
講師:博進堂大学、イアン コーディネート:萱場先生
【主な評価・受賞歴】
2015年
ものづくり・サービス革新事業採択(中央会)
ものづくり産業支援補助金採択(新宿区)
2014年
ESD環境学習モデルプログラム採択(環境省 2014)
2011年
地球環境映像祭「子どもアースビジョン賞」(共催:新宿区 2011)
2010年
NHK教育TV
アニメシリーズ「動物かんきょう会議」(NHKインターナショナル 2010)
2009年
Forum International Cinéma et Littérature de Monaco(主催者招待/モナコ 2009)
経営革新計画認定 第677号(東京都 2009)
ものづくり産業支援補助金 第668号(新宿区 2009)
東京都中小企業振興公社「事業可能性評価」(東京都 2009)
2007年
東京コンテンツマーケット2007 静止画部門奨励賞
(主催:中小企業基盤整備機構 共催:関東経済産業局)
CLM基本ツールのご紹介
右上:アクティビティガイド2015年版
右左:CLM指導書(2冊 小・中学生向け/大学社会人向け)
下:4つの基本教材(4冊)
(発売元:ヌールエ)
上:NHK-DVD教材 アニメーションシリーズ全20話
(発売元:NHKエンタープライス)
下:絵本マガジンシリーズ(発売元:ヌールエ)
テーマカード ver1
動物キャラクターなりきりトレーニングカード ver1
わたしたちは、「動物かんきょう会議」プロジェクトの新企画「せかい!動物かんきょう会議」シリーズ(全20カ国、2020年完成予定)にむけてスタートしています。
その第1号企画として「カナダのモントリオール市と練馬区を舞台にした新作をつくる」ことを目的に11月に一般社団練馬アニメーションのメンバーとともにわたくしイアンが、カナダ・ケベック州のモントリオールに行ってまいりました。
「子どもたちが大好きなアニメーションの力を用いて、異文化や未知の国、地域への関心、環境問題への興味を喚起していく」ことが新企画のコンセプトです。
「せかいの子どもたちが参加し交流する体験が提供するまったく新しい教育メソッド」「アーティストがもつ特殊でクリエイティブな力で、世界を平和にしていく具体的なソリューション」。そして、こういう考え方を世界は今とても必要としている等々、私たちはカナダにおける本企画のプロデューサー、そして関係者と何度も話し合いを重ねました。
「せかい!動物かんきょう会議」プロジェクトが世界規模で一歩前へと前進しました。
わたしたちとカナダ企業との合意形成を強力にバックアップしてくださったのは、国際間交流をとおして、新ビジネスを創出することを支援しているJETROです。わたしたちは、JETROミッションのメンバーのひとりとして参加しました。プロジェクト企画書の英語化や、現地でのコーティネート、商談会の通訳など、多くの専門家のみなさまの協力の賜物です。
モントリオールはとても魅力的な都市で、プロジェクトをとおして交流できることは本当にうれしいことです。日本チームは、一般社団法人練馬アニメーションのメンバーを中心に制作をすすめていく計画です。今後の展開が楽しみです。どうぞご期待ください。
実は「動物かんきょう会議」プロジェクトは、バックミンスター・フラー博士の「宇宙船地球号」という発想に大きく影響を受けています。そのフラー氏設計による「バイオスフィア(1967年の万博アメリカ館)」がモントリオールの中心部にあることにただならぬご縁を感じています。
また、モントリオールはフランス語圏で、街並みも人も文化も魅力的なカナダの第2の都市です。世界中で幅広い人気を博している芸術的サーカス集団「シルク・ド・ソレイユ」や、現代最高峰のダンスカンパニーのひとつ「ラララ・ヒューマンステップ」(振付家エドゥアール・ロック)の拠点でもあるのです。
わたくしイアンは、2年前から獨協大学とご縁をいただき、学生約300人を前に特別講義をさせていただいています。
獨協大学 ★ 全学総合講座 地域活性化システム論(全14回)
これからの「まちづくり」のヒントを探る
コーディネーター:高松和幸教授
今回は、『せかい!動物かんきょう会議』から派生した『CLM(キャラクターラーニングメソッド)』参加型プログラムのご紹介です。
「自分を活性化できない人に、他人(地域)を活性化できるはずがない。自分をクリエイティブにできるか?!」をテーマにしました。
今回、受講生参加型を促すユニークなレジュメ(受講生に配布)「サークルレジュメ」を発案しました。7つのテーマ(1話につき5〜10分)と、その間に5つの質問(3〜5分 質疑応答)を挿入していく講義スタイルです。スピード感があるため集中が途切れないのです。
サークルを一周した時には講義時間90分も終わりに近づいています。
講義をしている自分も進行、時間管理がしやすく、この手法は非常に効果的だと感じました。
講師と受講生、双方が真剣に向き合っている実感を感じることができました。
講義終了10分前。最後の質問。
「他人(地域)を活性化させるためには、自分自身がクリエイティブ(=一歩前に行動できる人)でなければならない。私は、すべての人がクリエイティブになれると信じているが、君たちは、クリエイティブになれますか?」
中には「クリエイティブにはなれない」と書いた素直な学生もいました。全体的には8割以上の学生から、「クリエイティブになりたい。今の自分を変えたい」と向上心を感じるメッセージをたくさんいただきました。(全194枚)この気持ちを持続可能にしていくためにオリジナルメソッド(CLM)でフォローしていけたらと感じました。
昨年は一方的な講義でしたが、今回は双方向型の講義をすることができました。チャレンジできる機会をつくっていただいた「獨協大学 教務課 全学総合講座担当」のみなさま、どうもありがとうございました。
◎獨協大学 http://www.dokkyo.ac.jp