カッコいいエコマガジン「ソトコト」との出会いは、2001年渋谷の大型書店で、創刊号から約2年分のバックナンバーが特集されている現場にたまたま遭遇したことでした。環境をテーマにしながらも、ファッション紙のような体裁、バイセクシャルな男の子が登場している、この不思議なかっこよさは何だろう?と感じ、創刊号から1年分をまとめて購入したときから気になる雑誌の一つとなりました。
2003年、ソトコト編集部から「動物かんきょう会議」活動への取材の連絡があり、約1時間ほど取材をうけました。実はわたしが「イアンは目白の発明家」と名乗っているのが面白いらしく、なぜ目白にそんなにこだわるのかを聞かれました。当時のマイブーム「Think Grobal Act Local」という想いと目白地域からイノベーションしたいからと説明しました。話をすすめていくと編集者S氏も目白に住んでいるとのこと。「すごいね!」とその偶然を喜び、ついソトコト紙面で連載をやらせてほしい! という提案をしたのです。
ソトコト2月号(2003年)に掲載された「動物かんきょう会議」紹介記事
S氏の計らいで、2003年X号〜1年間「はりねずみハリィのエコ日記」の連載が実現しました。ベルリン在住のはりねずみのハリィのエコライフを紹介していく日記風エッセイです。
編集長にお礼を言わねばと築地の編集部にお邪魔し、編集長の小黒さんと面談しました。絵本シリーズを手にとると「君、この本は売れないな。10年たったら価値がでるかもしれないからもらっといてやるよ。」とのこと。わたしが、「えっ? 池袋界隈の書店で800部売ったんだけど…、韓国での展開も決まったし…」と返すと、「ムリムリ、マジメすぎるんだよ。人の欲に訴えるところがない…」と散々の言われようでした。
帰り道、国内販売をがんばるぞ! と心に誓いました。
◉雑誌「ソトコト」(発行:木楽舎)へのリンク
ソーシャル&エコ・マガジン「ソトコト」
http://www.sotokoto.net/jp/
(作:イアン)
次回は東京コンテンツマーケット2007で「静止画部門奨励賞」を受賞をした、本プロジェクトがコンテンツビジネスへと参入するターニングポイントのお話です
[Episode 5 : Special Thanks]
Nao SUZUKI(KIRAKUSHA)
Kazumi OGURO(KIRAKUSHA)
[15周年記念★今後の予定(タイトルは仮です)]
第1話 地球温暖化防止京都会議(COP3)の会場でデビュー
第2話 画期的!? 絵本マガジンという発明品
第3話 新潟の印刷会社と池袋の大型書店の心意気
第4話 韓国版「動物かんきょう会議」小学校副読本4万部!
第5話 ソトコトでハリィのエコ日記連載スタート!
第6話 東京コンテンツマーケット2007 静止画部門奨励賞!