タイのニシキヘビ、ブアカオを紹介します!
2012年6月28日

タイの子どもたちといっしょに作ったニシキヘビのブアカオを紹介します。
ブアカオは16歳。貧しい家に生まれたブアカオは、10歳のときに、「将来はムエタイ(タイ式ボクシング)の選手となって賞金を稼いで両親を助けよう」と決心します。ジムに通いはじめ、一生懸命からだを鍛えるブアカオですが、一方で木を植えることが大好きな心やさしい若者です。
タイの街は、自動車の排気ガスによる大気汚染、水質汚染、ゴミの増加とそれにともなうゴミの不法投棄など、実にさまざまな環境問題を抱えています。雨期には洪水がおこるのですが、それによる被害もとても深刻です。
休日、植林活動をしながら、タイの環境問題を少しでも解決したいと、友人たちと語りあうブアカオ。彼の名前は「白蓮」という意味があるそうです。

アヌシー市のカルノー小学校を訪れました!
2012年6月28日

みなさんは、練馬区が日本のアニメの発祥の地であることをご存知でしょうか? 昭和33年にわが国初のカラー長編アニメ映画「白蛇伝」が、昭和38年には、連続テレビアニメ「鉄腕アトム」が練馬区で制作されたのです。

さて、現在、練馬区にはなんと90社を越えるアニメ制作関連会社があり、日本では最大の集積地となっているとのこと。「アニメ産業と教育の連携事業」を実施している練馬区では、区内の小学校とアヌシー市の小学校でお互いが作成したアニメ作品とビデオレターなどを交換しあうという交流を続けているのです。

今年も、アヌシー映画祭の見本市MIFAの期間中、練馬区産業経済部商工観光課長の米さんが、練馬区の子どもたち宛てのアニメ作品とビデオレターを受け取るために、市内のカルノー小学校を訪問し、練馬アニメーション協議会の代表幹事の石黒さんと、わたくしマリルゥも同行させていただきました。

黒板になぜかタヌキのタックが……
(中央向かって右から)石黒さん、米さん、通訳の藤田さん

カルノー小学校では、2つのクラスを訪れました。廊下には、子どもたちがコラージュしたモナリザの顔が並び、教室に足を踏み入れれば、椅子のペパーミントグリーンが色鮮やかです。子どもたちの満面の笑顔と「ボンジュール!」と元気な声に迎えられました。
米さんが、練馬区の子どもたちのプレゼントを渡し、子どもたちに質問をすると、一斉にみんなの手が挙がります。


元気いっぱいの子どもたち

「日本にいってみたい?」との質問には「Oui~!」と元気な返事。
日本への興味と好奇心いっぱいの子どもたち。米課長さんに、次から次へと質問をあびせます。

そんな光景を目の当たりにし、子どものころからの異文化交流のすばらしさを実感しました。そして、子どもたちから託された手作りのアニメ作品を手に、カルノー小学校を後にしたのでした。

アヌシー国際アニメーション映画祭MIFAに出展いたしました!
2012年6月14日

アヌシー国際アニメーション映画祭(Festival International du Film d’Animation d’Annecy)は、カンヌ国際映画祭からアニメーション部門を独立させたもので、1960年にフランスのアヌシー市で始まりました。

スイスとイタリアの国境に近いアヌシー市で毎年6月に開催されるこの映画祭、2008年には加藤久仁生監督の「つみきのいえ」がグランプリを獲得しています。そして、今年、この映画祭に併設される世界最大規模のアニメーション見本市MIFA(Marché international du film d’animation)に、「動物かんきょう会議」を出展いたしました。

MIFA会場の一部のアヌシー湖畔のホテル

アヌシーの古い街並み

→公式サイトはこちら

6月6日から8日までの三日間、アヌシー湖畔に設置された会場には、世界各地から集まったアニメーション製作会社やテレビ局、出版社などのブースが目白押し。その中でも、ひときわめだつ桜の花のブースが練馬区アニメーション協議会です。今年、ご縁があって、弊社は練馬区アニメーション協議会の会員となり、MIFAで動物かんきょう会議をPRさせていただきました。

桜がはなやかな練馬アニメーション協議会ブース

ブース手前のショーケースに絵本をディスプレイ

高級リゾート地の優雅な趣をたたえたアヌシー湖とは対象的に、MIFAの会場は、各ブースで行われる商談、人、人、人の熱気でむせ返るようです。そして、人ごみにまじって、ヨチヨチ歩きをするのは、練馬区のキャラクターねり丸くんです。

文化庁主催のレセプションで愛嬌たっぷりのねり丸くん

→練馬アニメーションサイトはこちら

実は、このねり丸くんが大人気。いっしょに写真を撮る人、握手を求める人、抱きつく人ありと、ねり丸くんの行く先々で人の輪ができていました。

さて、「動物かんきょう会議」は、各国の製作プロダクションや出版社などから高い評価をいただき、たくさんの勇気と課題をいただいた三日間でした。

練馬区さんはアヌシー市とアニメ産業交流協定を締結していますが、交流はアニメ産業のみならず、子どもたちの間でもはじまっていて、今回、アヌシー市の小学校訪問にも同行させていただきました。そのすばらしい体験については、次号のメールマガジン(6月28日配信予定)でご紹介させてください。

最後に、練馬アニメーション協議会のみなさま、練馬区商工観光課のみなさま、すてきな通訳のお二方、ブース設営してくださった方、MIFAでごいっしょしたみなさま、たいへんお世話になりました。どうもありがとうございました。

MIFA会場と旧市街をつなぐシャトルバス