【新宿区の広報で紹介されました】「せかい!動物かんきょう会議 in 大久保」
2017年12月21日

(以下、新宿区広報サイトからの転載です)
http://www.city.shinjuku.lg.jp/whatsnew/pub/2017/1215-02.html


「せかい!動物かんきょう会議 in 大久保」を開催
動物の目線で地域の環境問題を考えよう

今日15日、区立大久保小学校(大久保1-1-21、校長:加藤 雄一)で、「せかい!動物かんきょう会議 in 大久保」が開催された。

「せかい!動物かんきょう会議」は、子どもたちがさまざまな立場を表す動物キャラクターになり、人間以外の第三者視点で環境問題について考え意見を交わすワークショップ。
大久保にあるカイ日本語スクールの留学生16名がインストラクター役となり、環境学習と異文化コミュニケーションを目的に、5年生の総合的な学習の一環として、今月6日・13日・今日15日の全3回で行われた。

1日目、2日目は、会議に参加する動物のキャラクターづくりや動物になりきるイメージをインストラクターの実演などを参考にグループに分かれ体験。最終回の今日は、これまで作り上げた動物のキャラクターになりきって、「動物が人間の行為で受けている被害」をテーマに話し合った。
会議では、それぞれがキャラクターになりきって「人間が、自分たちが住みやすくするために、私の住んでいる森の木を伐採したことで住処が減ってしまった」「山に住んでいるけれど、人間がハイキングやバーベキューなどをしにやってきて、ごみを捨てたり火事を起こしたりしている」など、人間の行為で困っていることを挙げ、班ごとに原因や解決策、人間に言いたいことを話し合い発表した。
意見発表の後は、インストラクターと子どもたちがそれぞれの動物のモノマネを披露する「動物フェスティバル」で盛り上がった。

今回のワークショップを終え、動物の目線で環境問題を考えたことについて子どもたちは、「人間の目線ではわからなかったことが見えた」「人間がしていることがどういうことなのか考えることができた」「人間だと『これくらいいいや』と思うことも、動物の目線になるとイヤだと思うということがわかった」などと話してくれた。(2017.12.15)

問い合わせ:教育調整課企画調整係 電話 03-5273-3074

 

 


新宿区プレスリリース 平成29年12月21日 木曜日

【Report】留学生がファシリテーター役に! 「せかい!動物かんきょう会議 in 大久保」(全3回)
2017年12月15日

 

今日はカイ日本語スクールの留学生たちがつくった「せかい!動物かんきょう会議in大久保」の3日間にわたるプログラムの最終日。想像を超えた見事なコミュニケーション力が発揮され大盛りあがりの大団円でした。異文化がポジティブに発揮された時になせるワザです。

16名の留学生たちがファシリテーター役となり、2クラス40名の児童と動物視点で、テーマ「動物たちが人間から受けている被害」について白熱会議をしました。話し合いを進めていく中で動物たちのほぼ全員が人間のことが嫌いになりました。中には、人間をやっつけたいという動物までいます。

終盤、小学校の担任先生に進行をバトンタッチ。先生が「今から君たちは動物から人間にもどりますよ。はい、お面をとって!」そして「人間である君たちは、動物たちのために今からなにができるかな? 意見がある人、手を上げて!」と場面展開しました。最初はパラパラでしたが、同級生の発言を聴きながらどんどん上がる手、手、手。その時の子どもたちの一瞬ハッとした表情と手をあげる姿が印象的でした。

動物会議後には、陽気なバーブ・ウママン司会で動物モノマネショーゲーム。留学生、そして子どもたちが動物キャラクターになりきって芸をします。大きな歓声、満面の笑顔が広がります。

終わりの挨拶は学生たちのそれぞれの母国語(スペイン、中国、アメリカ、ベトナム、インド、イタリア、スイス、チリ、ブラジル、イギリス)で「ありがとう」を掛け合いました。

外国人留学生と小学生という、これまでで“最大級”の異文化ギャップを「チャンス」ととらえ、果敢に持ち前のクリエイティブ力を発揮し、マゼコゼチームを明るく見事にまとめあげたのが監督のアンドレアさんと担任の中村先生と坂内先生です。カイ日本語スクールの留学生のみなさん、感動しました。どうもありがとう!

 

2017年12月15日
動物かんきょう会議プロジェクト

総合プロデューサー イアン

 

 


WACEオリエンテーション:
2017年9月8日(金)11時〜12時50分:カイ日本語スクール

WACE講習日:
11月6日(月)11時〜12時50分:青山学院大学
11月13日(月)・20日(月)・27日(月)各回11時〜12時50分:カイ日本語スクール

子どもたちと顔合わせ(インタビュー):
2017年11月22日(水)11時00分~12時15分:新宿区立大久保小学校

 

「動物かんきょう会議 in 大久保」開催(3日間):
2017年12月6日(水)
「動物キャラクターづくり」
動物になって考えるという”視点”を伝える

2017年12月13日(水)
「動物キャラクターになりきる」
参加者全員が自己紹介しあい”個性”を知り合う

2017年12月15日(金)
「動物かんきょう会議」
動物目線で考え、発想する”新体験”を提供する

各回10時40分~12時15分:新宿区立大久保小学校

 

参加者:
カイ日本語スクール(18名)、新宿区立大久保小学校5年生(40名)

学生指導:
中村雅子、坂内香織、アンドレア・ゴッバト

WACE講師:
イアン、佐藤洋一

協力:
山田歩実・勝間美帆(青山学院大学玉木ゼミ)、中山亮、筒井公子

 

主催:
カイ日本語スクール ヌールエ デザイン総合研究所

協力:
新宿区地域文化部多文化共生推進課 新宿区教育委員会
キッズデザイン協議会 青山学院大学 博進堂

 


 

 

 

 

 


異文化ギャップを埋めるためのさまざまな演出や工夫は、期末試験で忙しい合間を使って、学生たちが自らあみだしたもの。ファシリテーターの表情には自信があふれています。

 

8M-1 チーム

コロコロ猫のコロ(チリ)
第1回・司会

 

馬のバーブ・ウママン(アメリカ合衆国)
第3回・モノマネゲームショー司会

 

バッファローのクサ(ベトナム)
第2回・説明

 

スローロリスのロリー(イギリス)
第1回・司会

 

サンケンのアオちゃん(台湾)
第2回・司会

 

牛のうしそう〜(スペイン)
第2回・司会

 

ロバのロバート(スペイン)
第3回・パフォーマー

 

 

8M-2 チーム

ユニコーンのまこと(アメリカ合衆国)
第2回・司会

 

さるのハヌ(インド)
第1回・司会

 

のら犬のワン(台湾)
第1回 第2回・説明

 

めがねざるのサラ
第2回・司会

 

さるのさるるん(台湾)
第3回本番・司会

 

セームのサム(スイス)
第3回本番・司会

 

 

かものかもっこ(イタリア)
監督

 

 


記念撮影

 

(左から)中村先生、坂内先生、松尾先生、ニュンさん、アンドレアさん、ダビドさん、スダカルさん、チューセンさん、カリナさん、アレックスさん、ゲンさん、ホセさん、クリステルさん、レンさん、コウさん、(リアさん、チェンさん、リチャードさん、マリアナさん、リビオさん)そして山本校長

ありがとうございました!

 



プロジェクト活動証明

上記の者が「せかい!動物かんきょう会議」プロジェクトに参加し、
10週間に渡り多くの日本人と関わりながら、異文化と幾多のコミュニケーションギャップを乗り越えました。その結果、最終ゴールである小学生との動物かんきょう会議のファシリテーションを完遂したことを讃え、ここに称します。

2017年12月22日


 

 

【終了】絵本マガジン「動物かんきょう会議」(1〜4巻)を寄贈します。【限定30セット】
2017年12月11日

絵本マガジンの応募は終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。

 

日本教育新聞掲載広告(2017年12月11日発行)をご覧の、
全国の小学校・中学校の関係者のみなさまへ。

絵本マガジン「動物かんきょう会議」(日本語版・1〜4巻)を寄贈します
【30セット限定】


ご希望の方は

動物かんきょう会議プロジェクト事務局
zomama73@gmail.com宛に、
メールにてご連絡をお願いします。

担当者より返信いたします。

応募締め切りは12月22日(金)

 


 

上:日本語版 右下:韓国語版 左下:中国語版

 

身近におこる環境破壊に危機感を感じた世界の動物たちが、人間たちには「もうまかせておけない」と、ドイツの森でかんきょう会議を開催します。

集まったのは、ドイツからハリネズミの「ハリィ」、 アメリカからワシの「ワッシ」、インドからトラの「トラジー」、 日本からタヌキの「タック」、ブラジルからワニの「ワニール」、 イギリスからウサギの「Dr.ラビ」 、ケニアからゾウの「ゾウママ」。6巻からは韓国から犬の「キイヌ」、北海からアザラシの「アーシィ」、フランスから雄鶏の「ジャン」、中国から竜の「リンリン」が加わり、7巻にハイエナの「ハイダラ」が加わります。主にこれら12匹の動物たちを中心に身近な環境問題をテーマに話しあいます。

7つのテーマ
「森」「ゴミ」「クルマ」「エネルギー」「食」「海・川」「生物」

 

 

日本教育新聞社記事(2017年12月11日発行)

【ワーク】動物になりきるためのアクティビティ
2017年12月9日

「動物になりきるためのアクティビティ」は、動物キャラクターのバックグラウンドをよりクッキリをさせることを目的としています。ここでは、多様なタイプの動物キャラクターからインタビューを受け、それに応えることをとおして、自分がクリエイトした動物キャラクターの「謎」にアプローチしていきます。性格の違う人とグループになることで、自分では思いつかない質問、思いがけない発見、思いがけない考え方が引き出され、どんどんキャラクターの性格が完成されていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日経新聞全面広告で「第11回キッズデザイン賞」最新受賞作品案内
2017年12月9日

11月29日(水)の日経新聞朝刊にて「第11回キッズデザイン賞」最新受賞作品が全面広告が掲載されました。

1997年から20年間、多くの仲間と先輩方からご支援をいただき育った「動物かんきゅう会議」の新企画「日本と世界の子どもたちが創発。せかい!動物かんきょう会議」の受賞(優秀賞・消費者担当大臣賞)が全国紙で発表されました。とても時間がかかりましたが、諦めずに活動してきてよかったです。

(イアン)

 

 

【テーマ:食】小林惠智さんから学んだ「もったいない」の意味
2017年12月9日

2017年10月にインドネシア、ミャンマーそして日本の子ども・大人たちと「せかい!動物かんきょう会議 in 南伊豆」を開催しました。それに先立ち、伊豆ユネスコ自然学校にて合宿をしました。

私たちは朝の小林惠智さん(伊豆ユネスコ自然学校代表)のお話で、
『もったいない運動』をもっと日本から世界に発信することの大切さを学びました。

わたしたち日本の食料自給率は38%と低く、その大半を海外からの輸入に頼っています。しかし、その反面、食べ残し等によって1/4もの食料がゴミとして廃棄されています。

日本で廃棄される「食べ物」の総量は、世界の飢餓を救える総量以上であるそうです。

人間のために、牛や豚、鶏、魚などの動物たち、そして穀物や野菜などの生命が消費されています。わたしたちは、調理された食事を「おいしい」や「まずい」とは感じても、そこに「生命」を感じることはほとんどありません。人間の生命を持続させるために、犠牲となる生命があり、その1/4が無駄に廃棄されています。

食前の「いただきます」というの挨拶は、
「わたしの命のために、あなたの命をいただきます。そして、自分の命を生かします。あなたの命を無駄にはしません。」という感謝と誓いの言葉だということを学びました。

食育のテーマとして、オーガニックな食材、健康にいい食生活、地産地消などだけでなく、この『食のたべのこし』を「動物かんきょう会議」の第一のテーマとすることが必要だと再認識しました。そして、世界的視点にたって、この事実を子どもたちに伝えたい。自分ファーストの「食育」から、世界からお腹を空かせた人たちがいなくなる「食育」、生命が大切にされる「食育」について考えるきっかけを提案していきたい。提案していくと決めました。

(文:イアン)

 


伊豆ユネスコ自然学校の朝。邦さんが準備してくださった「禅の朝ごはん」

豆乳がゆ・根菜のきのこ汁・大根煮物・漬物

 

 

 

 

 

 

 

 

 


絵本シリーズ「動物かんきょう会議」 第5話「グルメが地球を滅ぼすの?」より

 

ここでまたもや口をはさんだDr.ラビ。
「コホン、ちなみにですね。日本では供給した食料の4分の1が無駄にされています。ハイ」
トラジーが身をのりだしてきました。
「それはほんとうかい? わしの国ではほとんどの仲間がいつも腹をすかしているというのに・・・ふむ」

 

「はいっ。世界では人口の約7分の1つまり10億人以上の人類が常に飢餓状態にあります。そして・・・」
もったいぶって深呼吸したDr.ラビ。
「なんと毎日、4万人ちかくが餓死しております・・・」
「・・・」動物たちはあまりのショックに声もでません。ワニールが声を震わせました。
「世の中狂ってるぞおっ・・・世界のほんの一部の連中がグルメブームとかいっては地球の食料を食いあらしてるせいだっ!」

 


 

日本教育新聞(2017年12月11日発行)の記事より

 

 


 

ドイツでの食肉産業の現実を伝えるZDFのドキュメント番組「家畜動物たちの日常」。痛みを伴う屠殺が法律で禁止されているドイツで、最新システムで運営する食肉工場にカメラが入ります。また、にわとり、七面鳥、豚や牛たちの日常と、動物たちの瞳に映る映像がわたしたちに問いかけます。

 

ドイツZDF ドキュメンタリー番組
「家畜動物たちの日常」

https://www.zdf.de/dokumentation/37-grad/unser-taeglich-tier-huehnchen-massenproduktion-in-100.html

Unser täglich Tier

Eine moderne Fleischfabrik schlachtet bis zu 22.000 Schweine oder 240.000 Hähnchen am Tag. 37 Grad blickte im Jahr 2014 hinter die Kulissen Fleischfabriken und gibt Einblicke in die Tierproduktion.

Beitragslänge:
44 min
Datum:

 


ドイツZDF ドキュメンタリー番組

「家畜動物たちのトランスポート」

https://www.zdf.de/dokumentation/37-grad/37-geheimsache-tiertransporte-100.html

Geheimsache Tiertransporte

Millionen Tiere werden jedes Jahr durch Europa transportiert, bis nach Nordafrika. Rinder und Schafe sind oft tage- oder wochenlang eingepfercht auf Lastwagen und Schiffen unterwegs.

Beitragslänge:
44 min
Datum: