【新刊】地方創生プロデューサー 実践編で参加しています
2017年6月29日

地方創生プロデューサーのための教材が完成しました。
実践編パートの一つ「ゼロからコトを起こす。プロデューサーのクリエイティビティ」と題して執筆させていただきました。

 

【Amazon で購入】
地方創生プロデューサー (地方創生シリーズ) 2100円

 

 

【内容紹介】

青山学院大学経営学部 教授 玉木欽也が、様々なジャンルで地方創生に取り組む専門家や【プロデュースの実践家】たちとともに記した、地方創生プロデュースの方法論と実例集。各地で日々魅力の創生に取り組む【プロデュースの実践家】たちは、普段そのノウハウを明文化することが少ない。一般にその仕事の中で「現場で覚えろ」と育てられるのがディレクターであり、プロデューサーである。そんな中でこの本は、多忙を極める各界のプロデューサーたちが出張中の移動時間を割いたり、寝る時間を削ったりして貴重な時をつくりだして執筆した、地方創生を担う未来のプロデューサーへの特別な贈り物だ。

本書はいわゆるビジネス書ではなく、実際にこの本を元に青山学院大学での「創造都市論」の授業が行われている教科書でもあり、総合的に地方創生のための「プロデュースの実務」を学ぶ人に向けたテキストになっている。地方創生に向けた、産学官連携によるプロジェクト活動をリードしてくれる地域リーダーの人材育成に本気で取り組もうとしている方々や、地方創生に興味をもち、そのような仕事に将来就いて社会に向けて貢献してみたいという志をもつ若者や学生たちにぜひ読んで欲しい一冊。
なお、玉木教授が代表取締役を務める学内企業「青山学院ヒューマンイノベーションコンサルティング株式会社」では、本書の執筆陣を含む専門家が集う「Global-CEPプロジェクト」を運営しており、実際に地域でのワークショップやセミナーを行う
ことも可能となっている。

 

地方創生プロデューサー【理論編】
●第1章 Global-CEP事業構想総論
-地方創生と首都圏を結ぶ体験ツーリズムに基づく「おもてなし総合サービス産業雇用創生」の総合演出家(Global-CEP)-
青山学院大学 玉木欽也

●第2章 Tokyo 2020に向けたイベントプロデュース人材育成とインバウンド戦略
東京富士大学 岡星 竜美

●第3章 地方創生事業のためのファイナンスとコストマネジメント
玉川大学 小酒井 正和

 

地方創生プロデューサー【実践編】
●第4章 Global-CEP総合事業プロデュース概論
-文化で地方創生するのに鍵となる2つの考え方-
トミタプロデュース 富田 剛史

●第5章 ゼロからコトを起こす。プロデューサーのクリエイティビティ。
株式会社ヌールエ デザイン総合研究所 筒井 一郎

●第6章 地方創生事業に向けたイベントデザイン
株式会社スタッフアルファコミュニケーション 松山 洋介

 

地方創生プロデューサー【事例研究編】
●第7章 日本の食材販売事業:旬匠(しゅんたく)のプロデュース実践例
株式会社サクラディッシュ 村田 充弘

●第8章 インターネットとリアルな活動による地方創生事業のプロデュース
フィルゲート 菊原 政信

 

【著者について】

玉木欽也(たまき きんや)|青山学院大学経営学部教授。
早稲田大学理工学研究科博士後期課程単位取得退学。工学博士。早稲田大学理工学部工業経営学科助手、青山学院大学経営学部専任講師、同学部助教授を経て現職。青山学院大学社会連携機構ヒューマン・イノベーション研究センター(HiRC)所長。青山学院ヒューマンイノベーションコンサルティング株式会社代表取締役社長。大学での研究のみならず、Global-CEPプロジェクトを率い、各地の地方創生案件に産学協働で取り組んでいる。

富田剛史(とみた つよし)|トミタプロデュース株式会社 代表取締役。
「メディア化」つまり企業、自治体などがマスメディアでPRするのではなく、自分たち自体を「メディア」と考えてコミュニケーションを「構成・演出」することで、利用者を「ファン」に変え、利便性だけではない形で選ばれるように、様々な企画をプロデュースするとともに、プロデュース型人材の育成に取り組んでいる。福岡の働く女性情報誌「アヴァンティ」社外取締役や、日本女性起業家支援協会理事も務める。

筒井一郎(つつい いちろう)|株式会社ヌールエ デザイン総合研究所 代表取締役。
「ソリューションの種は、つねに個人の閃きと勘から生まれる。そして、やった奴にしかわからない」がモットー。オリジナルコンテンツを創出し、粘り強くプロデュースしながら価値創造することを得意とする。代表作に、目白という場にロックな人が集う「目白バ・ロック音楽祭」、日本と世界の子どもたちが創発する「動物かんきょう会議プロジェクト」(1997-)、ボーダーレスキャラクター「のら猫クロッチ」(2007-)がある。

松山洋介(まつやま ようすけ)|株式会社スタッフアルファコミュニケーション代表取締役。
同社にて企業系コンベンションにおける企画演出、商業施設の販促イベントなど年間約600現場を手掛ける。
1997年、「長野オリンピックカウントダウン200」(東京・有明にて)を演出。
1997年、鹿沼市制施行50周年記念イベント「市民歌の集い」企画演出。
2006年、茨城県観光物産フェア「TOUCHいばらき」企画演出。
2011年、東北新幹線新青森駅開業記念イベント「青い森のハロウィン」企画演出。
2014年より「豊洲ワールドフェスティバル」事務局長を務める。
その他、イベントにおける企画演出作品は300作品を超える。

村田充弘(むらたみつひろ)|株式会社サクラディッシュ代表取締役。
慶應義塾大学大学院経営管理研究科卒業MBA。国内大手メーカー、外資系コンサルティングファーム、日英合弁企業の日本法人取締役社長を歴任。2015年にコンサルティング経験、トップマネジメント経験を活かし日本の食文化とともに各地の優れた食材を販売、輸出する企業を設立。日本各地の美味しく、安心安全な優れた食材をブランディングし国内、海外へ販売することで日本各地の食材生産者の新たな市場拡大の機会創出に取り組んでいる。

菊原政信(きくはら まさのぶ)|フィルゲート代表。
青山学院大学経済学部済学科卒業。青山学院ヒューマンイノベーションコンサルティング株式会社主管研究員。大学在学中よりビジネスを始め卒業と同時にアメリカ、東南アジアを中心に貿易を行う。その後、システム開発会社の代表を経て、2010年マーケティン、コンサルティングを目的にフィルゲートを設立。近年は、ビジネスコンサルタントとしてネットとリアル店舗の相互活用を支援、講演をおこなっている。次世代小売流通サービスの研究会「Next Retail Lab」代表幹事を務める。

【ご案内】日本と世界の子どもたちが創発。「せかい!動物かんきょう会議」プロジェクト
2017年6月25日

日本と世界の子どもたちが創発。
「せかい!動物かんきょう会議」プロジェクトがはじまります
World ! The Animal Conference on the Environment PROJECT

 

はじまりは、考えるきっかけをつくる「動物かんきょう会議」シリーズ

1997年、地球温暖化防止京都会議COP3をきっかけに、"動物になって考えよう"をコンセプトに作品「動物かんきょう会議」(全8話)を発表し、2002年に絵本シリーズ(全国学校図書館選定図書)を発行しました。
2010年、生物多様性名古屋会議COP10に合わせてアニメシリーズ(1話5分・全20話)を製作し、NHK教育TVにて全国地上波放送しました。翌年、第19回地球環境映像祭での「子どもアースビジョン賞」受賞をきっかけに、小学校への出前授業用アクティビティを開発しました。内容は、冒頭の5分間でショートアニメを上映し"問題提起"し、残りの30~40分で子どもたちが動物キャラクターの立場になって"会議"をするというものです。

 

 

自分を表現したがらない子どもたち

教室版「動物かんきょう会議」では、子どもらしい自由な発想が飛び出すことを期待していました。ところが、教室に入って一番驚いたことは、子どもたちの"声が小さい"ということです。自信なさげで、相手に意見を伝えたいという意思が弱いのです。出前授業を重ねていく中で、この傾向は小学校高学年"10~12歳"くらいから急速にはじまり、"いじめ"などの問題が背景にあることがわかってきました。

 

国際NGOとの実証実験をとおして新たなアプローチを発見

本アクティビティの特徴の"動物になって考える"ことは、《人としての立場、国籍や性別、職業や年齢に囚われない状態になることで"自由な発想"を引き出す》ための演出です。対話をとおして子どもたちは個性をクッキリをさせ、クリエイティブをする楽しさを体験していきます。
2011年、世界33ヶ国の子どもたちと「木を植える」活動をとおして人材育成をする公益財団法人オイスカが開発パートナーに加わりました。日本に招聘される10~15歳の多国籍の子どもたちは、子どもらしい自由な発想で、目をキラキラさせながら本アクティビティに参加します。彼らの姿を目の当たりにして《言葉は通じなくても、世界の子どもたちは日本の子どもたちを"刺激"するに違いない》と考え、本アクティビティ「せかい!動物かんきょう会議」は誕生しました。

 

「動物かんきょう会議」から「せかい!動物かんきょう会議」へ

「動物になって考えよう」を合言葉に、子どもたちが大好きなアニメーション手法を用いて、次世代の日本と世界の子どもたちが、よりよい地球の未来について話し合い考え合う「教育コンテンツ番組」を含む総合エデュテイメント事業へと進化しています。
「オリジナルコンテンツ」 x「教育」x「テクノロジー(IT技術・AI機械翻訳)」で日本発のプラットフォームをつくり、幼少期に世界課題「SDGs」とつながる機会を提供することが目的です。また、本プロジェクトは、2016年春、モントリオールのコンテンツ産業企業と日本・カナダ共同開発することで合意しました。

 

【第1期】1997年 – 2013年
絵本(全8話)x アニメーション(1話5分全20話)で
考えるきっかけを提供する「動物かんきょう会議」シリーズ

 

【第2期】2014年 –
コンテンツ x 教育 x テクノロジー(IT技術・AI機械翻訳)で
世界課題「SDGs」とつながる「せかい!動物かんきょう会議」

 

 

2016年9月18日、練馬区立美術館を会場に、日本とミャンマー、モンゴルの子どもたち約20名と「せかい!動物かんきょう会議」を実施しました。

(c) 2016 WACE / OISCA

 

2016年12月25日、ミャンマーで開催された「せかい!動物かんきょう会議」

(c) 2016 OISCA

【パートナー紹介】『ブロードバンドタワー』のみなさん
2017年6月25日

「せかい!動物かんきょう会議」プロジェクトに新しいパートナーが加わります。AIによる機械翻訳エンジン開発のフロントランナー「ブロードバンドタワー」さんです。4月24日のAIシンポジウムにて共同研究の構想が発表されました。

◉ブロードバンドタワー(ビッグデータ時代を切り拓く)
http://www.bbtower.co.jp

【Workshop】亜細亜大学の林ゼミの学生とダイアログ
2017年6月25日

亜細亜大学都市創造学部の林ゼミの学生9名から2時間インタビューを受けました。「ユニークさとは何ですか?」などと、とても素直な質問が多くて新鮮な気持ちになりました。会話を通して、自分自身のユニークさも再発見できましたよ。どうもありがとう!!

Character Learning Method(キャラクターラーニングメソッド)

【CLM特別講義】新潟大学の学生たちによる動物キャラクター
2017年6月25日

新潟大学駅南キャンパス「ときめいと」で「マインドマップ x 動物かんきょう会議」の特別講座を開催。

マインドマップのスペシャリスト、萱場和彰先生が担任をするクラスで行なった特別講座の第1部は「動物かんきょう会議とは?」と題した講義。

 

【CLM特別講義】青山学院大学「プロデューサーのクリエイティビティ」(全2回)
2017年6月1日

青山学院大学で特別講義「公共経済学概論〜地方創生プロデューサー/ゼロからコトを起こす。プロデューサーのクリエイティビティ」と題して、全2回(2017年5月25日、6月1日)の講義を行いました。

1周すると講義が終わる、当方オリジナルの「サークルレジュメ」は好評です。

第1回では、動物かんきょう会議に登場する動物キャラクターを使いながら、私たちの日常は多様性に満ちていることを証明するセッション。そして多様性は、自分自身をクリエイティブにするチャンスがあることを提案します。

第2回では、自分自身の価値観をもてば他者と議論できることを体験するセッション。また、話し合いから自分自身のクリエイティブを深めるチャンスがあることを検証します。

 

Character Learning Method(キャラクターラーニングメソッド)