「動物かんきょう会議プロジェクト」総合プロデューサーのイアンです。本プロジェクトがスタートしてから15年がたちました。これから毎月1話づつ全20回にかけて、どのように企画が誕生し、事業展開してきたかについてプロジェクトパートナーをご紹介しながらお話しします。まず、そもそものきっかけ。京都の環境分析機器メーカーとの出会いの物語からはじめます。
1997年12月 京都で開催された地球温暖化防止京都会議(COP3)をきっかけに、「動物かんきょう会議」は誕生しました。京都に本社がある株式会社 堀場製作所(以下 堀場製作所)が運営する環境WEBマガジン「GAIAPRESS(ガイアプレス)」のコンテンツとしてスタートしたのです。
地球温暖化防止京都会議(COP3)の会場に堀場製作所はブース出展しました。ネット上で開催している「動物かんきょう会議」の掲示板フォーラムには、環境NPOや環境問題に関心のある市民たちから多くの意見がよせられ、環境WEBマガジン「GAIAPRESS(ガイアプレス)」でも人気のある番組となっていきました。
しかし、当時のコミュニケーションツールの掲示板機能は匿名での投稿のため、内容のあるコメントもあれば、ひやかしもありと玉石混合でした。このような場では、建設的で信頼ある交流はできないと考え、2000年にサイトをいったん閉じました。
その後に、「動物かんきょう会議」のイラストとシナリオをすべて見直しました。課題となっていた「読者と信頼あるコミュニケーション」を実現するために2年の歳月をかけて独自にコミュニティシステム「i debut(アイ・デビュー) ver.1」を研究仲間と開発しました。そして、2002年7月5日に絵本マガジン「動物かんきょう会議」第一巻を出版したのです。
絵本の裏表紙には、タヌキのタックが緑の地球を虫眼鏡で観察している、本プロジェクトを象徴するイラストとともにオフィシャルパートナー「堀場製作所」からのメッセージを掲載しました。
地球をもっと見てみよう
堀場製作所は、地球を計測するさまざまな分析機器で世界をリードしているグローバルカンパニーです。1997年、京都で開催された地球温暖化会議にあわせてWeb上ではじまった「動物かんきょう会議」を後援しています。
[絵本発売がニュースになりました]
(作:イアン)
次回は、絵本誕生にまつわるお話です。
[Episode1 : Special Thanks]
Eiji KAWACHI (HORIBA)
Akimasa YUASA (L’union Publications)
[15周年記念★今後の予定(タイトルは仮です)]
第1話 地球温暖化防止京都会議(COP3)の会場でデビュー
第2話 画期的!? 絵本マガジンという発明品
第3話 新潟の印刷会社と池袋の大型書店の心意気
第4話 韓国版「動物かんきょう会議」小学校副読本4万部!
第5話 ソトコトでハリィのエコ日記連載スタート!
第6話 東京コンテンツマーケット2007 静止画部門奨励賞!