せかい!動物かんきょう会議 in SDGs未来都市UBE【企画の概要】
2018年10月11日

せかい!動物かんきょう会議 in SDGs未来都市UBE

【企画概要・スケジュール】

目的:

宇部市をフィールドに「動物かんきょう会議」を開催し、人間の立場や地域の枠を超えたSDGs視点(世界的・第三者視点)に立った多様な発想・行動ができる、次世代を担う「人財」づくりを進める。

 

全体スケジュール:

◎インストラクター養成 (募集は終了しました)

対象(15名程度):山口大、宇部フロンティア大学、ときわ動物園、宇部市民、宇部市職員 等

開催日:
11月27日(火) 18 : 30 ~ 20 : 30
11月28日(水) 9 : 00 ~ 12 : 00

場所:UBE START UP(新・宇部方式のいのべーション創出拠点)

以降のスケジュールについては、
順次公開していきます。

 

(10月5日 関係者一同、ときわ動物園にて)


せかい!動物かんきょう会議 in SDGs未来都市UBE

【プログラム概要】

目標:

(1)世界には多様な人々がいて、多様な生活習慣が文化・考え方があることを知り、それを伝え合 うことができる。

(2)多様な人々がいる世界の中で平和に暮らしていくためには、何が問題か・大切かを考え、自分 たちで行動していかなければならないことを理解する。

(3)自分の身近な地域にもさまざまな問題があることを知り、その問題を解決しようとする態度を 育む。

(4)地球全体がコミュニティであり、動物(自然)たちは同じ家に暮らす隣人であることを思い出す機会を創出する。

 

概要:

「動物になって地球をもっと見てみよう」というコンセプトで、人間から動物へと視点を変えることによって、他者を尊重し多様性を認めながら、地球環境や課題解決について考えます。

最初の屋内プログラム【Aプロ】では、
児童は、身近な野生動物をモチーフに動物キャラクターをつくり、生息する地域の生活習慣や文化・環境を調べ、さらに各キャラクターの性格や発想の傾向を理解し、動物キャラクターになりきる準備をします。そして動物の立場で「人間からうける脅威」をテーマにワールドカフェ形式で話し合い、「動物たちから人間へ言いたいこと(課題)」を発表します。
人間の立場にもどった児童は、会議をとおして気になったテーマ、関心事を宣言し、各自、グループで調査・考察を重ねていきます。そして「ワタシから動物たちへ伝えたいこと(課題解決)」の発表をします。

次の屋外プログラム【Bプロ】では、
児童は、ときわ動物園の動物(猿たち)と向き合い「生態系」について深く知る体験をします。ときわ動物園のスタッフからは、動物たちと人間たちの生活の違いを家族や食べ物などを例に学びます。そして、出会った動物たちの個性にも着目しながら、自分の動物キャラクターをつくりこみ、なりきる練習をします。
野外フィールドでは、自分自身も動物であるという自覚のもと、 五感を活性化する野外体験をとおして、自分自身の心と体をさらに活性化させていきます。動物キャラクターになりきった児童たちは持ちよった考察、生態系からの学びを活かして、「人間も住まわせてもらえる地域」についてワールドカフェ形式で話し合います。そして「ワタシたちから動物たちへの環境宣言(UBE宣言)」の発表をします。

 

 


 

せかい!動物かんきょう会議 in SDGs未来都市UBE

【動物かんきょう会議プロジェクトのコンセプト(Aoo)】

 

物語「動物かんきょう会議」を共有する:

地球をもっと見てみよう!   ”Let’s take a closer look at the Earth”

かんきょうを守るためには「人間(おとな)だけにまかせちゃいられない!」と動物たちが森に 集まりました。動物たちは世界の子どもたちといっしょに「お互いの違いを理解し合いながら、 環境問題と共生について考える物語」をはじめました。

 

物語の原作者メッセージ:

動物になって考えよう! ”We can’t leave this to humans”

「動物かんきょう会議」は、1997年の地球温暖化防止京都会議(COP3)と共にはじまりまし た。登場するキャラクターたちは、お国柄を漂わせる個性派ぞろい。「森」「ゴミ」「クルマ」 「エネルギー」「食べもの」「海・川」「生物」として「地球の未来」をテーマに、無知や偏見・ エゴも絡んだ、カンカンガクガクの議論で盛りあがります。

自分と異なるものに興味を持ち、相手の考えをまず聞いて、理解しようとすることの大切さや楽 しさを体験してください。地球環境とわたしたちの未来のために、自ら考え行動する大人になっ てほしいのです。そんな思いで、動物たちは世界の子どもたちと一緒にアイディアを出し合ったり、 発明をしたり、課題解決にむけて国境を超えた行動をしていきます。

原作者:マリルゥ&イアン

 

物語で伝えたい本質と目指すゴール:

日本と世界の子どもたちが創発。 ”Growing Up Together”

わたしたちの幸せの代償に、誰かが不幸になっている」「どこかの国の繁栄のために、どこか の国が犠牲になっている」「人類の繁栄の代償に、動物は絶滅危惧種に、自然環境は破壊されて いる」という関係性(不条理)に気づくことを出発点に、わたしたち人間や、動物・自然のこと、 地域社会のこと、地球上のSDGs課題に対して積極的な関心をもって関わっていこうとする子ども たちを増やすこと。そして、彼らが中心となって「貧困と争いのない世界」をクリエイトしていく。