世界の七不思議、古代都市エフェソスのアルテミス神殿の遺跡。
ここが幼いころから慣れ親しんだラムジィの遊び場です。
キリム工房を営む祖父に育てられたラムジィは、おじいちゃんが大好きです。
伝統的な織物キリムを世の中に広めたいと、きれいな色を出すために草木染めを研究する祖父のうしろ姿を見て育ったラムジィ。
学校を卒業したらおじいちゃんの工房でキリムの修業をするつもりです。
とはいっても、14才のラムジィは遊びざかり。
毎日のように神殿の遺跡あたりをうろついては、宝探しをしたり、観光客をガイドしてお小遣いをかせいだり、時にはおじいちゃんの工房ヘお客を連れてきたりと、好奇心いっぱいの少年なのです。
モスグリーンの帽子をかぶったラムジィ、オリーブの小枝を持って今日も遊びにでかけます