2014年11月6日
地球環境パートナーシッププラザ 編集発行の「つな環」第24号
2014年10月発行
特集「ESDの10年~これまでとこれから~」
に「動物かんきょう会議」の森編を公益財団法人オイスカと協働で完成された時の経緯や、パートナーシップの効果についてと題して、紹介いただきました。
15ページ目の「パートナーシップ・トーク」に掲載されました。
【協働によって完成した「動物かんきょう会議」】
「動物になって考えよう!」が活動コンセプトの動物かんきょう会議プロジェクトは、1997年の地球温暖化防止京都会議COP3をきっかけに誕生しました。2002年に絵本マガジンを発行し、生物多様性名古屋会議COP10にタイミングを合わせてつくったアニメシリーズを2010年にNHK教育TVで放映しました。わたしたちは、個性的な動物キャラクターが活躍する絵本とアニメで、世界の子供たちに「相手の立場にたって環境問題を考え、話し合うキッカケ」を提供できると考えたのです。
2012年に公益財団法人オイスカとの出会いにより大きなターニングポイントを迎えます。オイスカが支援するタイ、インド、インドネシア、フィリピン、フィジー5ヵ国の12才の子供たちを日本に招聘した際、「動物キャラクターを創り、自国の環境問題を他の国の子供たちにプレゼンテーションする」ワークショップを共同開催しました。子供たちが創るキャラクターは個性的で、その物語はとてもリアリティがあったのです。
その後、世界の12才の子供たちとクリエイトした動物キャラクターたちを主人公にし、彼らが語った問題意識を原案に脚本を制作し、オイスカの植林活動を紹介する「世界の森のおはなし」(3ヵ国)が2014年春に完成したのです。オイスカさんとのパートナーシップでわたしたちがつくってきた「問題提起型コンテンツ」にリアルな世界「課題解決型アクション」がつながり、このプロジェクトの可能性をさらに広げることになりました。
(プロフィール)
筒井一郎/イアン 株式会社ヌールエ 代表取締役
(プロデューサー&アートディレクター)
1965年東京生まれ。1995年ヌールエ デザイン総合研究所を創立。1997年よりオリジナルコンテンツ「動物かんきょう会議」を総合プロデュース。2002年に絵本シリーズが全国図書館協議会選定図書。2010年にアニメシリーズ(5分20話)がNHK教育TVで全国地上波放送。2014年に環境省ESD環境教育モデルプログラムに採択。
編集していただいた
藤原さん、植木さん、平田さん、尾山さん、今井さん
どうもありがとうございました。