わたしたちは、「動物かんきょう会議」プロジェクトの新企画「せかい!動物かんきょう会議」シリーズ(全20カ国、2020年完成予定)にむけてスタートしています。
その第1号企画として「カナダのモントリオール市と練馬区を舞台にした新作をつくる」ことを目的に11月に一般社団練馬アニメーションのメンバーとともにわたくしイアンが、カナダ・ケベック州のモントリオールに行ってまいりました。
「子どもたちが大好きなアニメーションの力を用いて、異文化や未知の国、地域への関心、環境問題への興味を喚起していく」ことが新企画のコンセプトです。
「せかいの子どもたちが参加し交流する体験が提供するまったく新しい教育メソッド」「アーティストがもつ特殊でクリエイティブな力で、世界を平和にしていく具体的なソリューション」。そして、こういう考え方を世界は今とても必要としている等々、私たちはカナダにおける本企画のプロデューサー、そして関係者と何度も話し合いを重ねました。
「せかい!動物かんきょう会議」プロジェクトが世界規模で一歩前へと前進しました。
わたしたちとカナダ企業との合意形成を強力にバックアップしてくださったのは、国際間交流をとおして、新ビジネスを創出することを支援しているJETROです。わたしたちは、JETROミッションのメンバーのひとりとして参加しました。プロジェクト企画書の英語化や、現地でのコーティネート、商談会の通訳など、多くの専門家のみなさまの協力の賜物です。
モントリオールはとても魅力的な都市で、プロジェクトをとおして交流できることは本当にうれしいことです。日本チームは、一般社団法人練馬アニメーションのメンバーを中心に制作をすすめていく計画です。今後の展開が楽しみです。どうぞご期待ください。
実は「動物かんきょう会議」プロジェクトは、バックミンスター・フラー博士の「宇宙船地球号」という発想に大きく影響を受けています。そのフラー氏設計による「バイオスフィア(1967年の万博アメリカ館)」がモントリオールの中心部にあることにただならぬご縁を感じています。
また、モントリオールはフランス語圏で、街並みも人も文化も魅力的なカナダの第2の都市です。世界中で幅広い人気を博している芸術的サーカス集団「シルク・ド・ソレイユ」や、現代最高峰のダンスカンパニーのひとつ「ラララ・ヒューマンステップ」(振付家エドゥアール・ロック)の拠点でもあるのです。