「動物かんきょう会議プロジェクト」総合プロデューサーのイアンです。
わたしたちは「動物かんきょう会議」というプロジェクトをとおして、「子どもたちが環境問題をテーマに話し合ったり、いっしょに課題を発見したり、なにかを発明するコトの楽しさを伝えたい」「エコをテーマにポジティブでクリエイティブな場をつくりたい!」と考えていました。
2002年の春に名古屋で「地球ファンクラブ」という市民活動グループ立ち上げのための勉強会がありました。そこでわたしは機会をいただき、弊社が発明した「 i debut(アイ・デビュー)」をプレゼンテーションしました。市民一人一人が情報発信力を手に入れて、社会課題に取り組むことをめざしたので機能はたったの1つのみです。5分間程度の説明で、「だれもが情報を配信できる」「シンプルで美しいサービス」が特徴ですから、参加者からは「これなら使えそうだ」と「i debut」の利用が決まりました。(i-debutは、blogやmixi、Facebookに先駆けていましたよね!)
その夜の食事会の席で、なぜこのようなシステムをつくろうと思ったのかを、代表の清水義晴氏から尋ねられ、発想の源泉である「動物かんきょう会議」のコンセプトと絵本で問題提起し、idebutを使ったコミュニティサイトで安全で美しい情報交流を実現する構想を熱く語りました。清水義晴氏は「俺、協力する。日本で一番すごい印刷会社を紹介する。」とおっしゃいましたが、その会社というのが新潟の「博進堂」でした。なんと、清水義晴氏が先代の社長を務めていた会社なのです。アートの企業風土をもち、学校の「卒業アルバム」分野では日本屈指の印刷会社です。この力強いパートナーに恵まれて、絵本マガジン「動物かんきょう会議」は、デザイン会社と印刷会社による協働クリエイティブ作品として誕生したのでした。
しかし・・・ 株式会社ヌールエはデザイン会社であっても、出版社ではありません。完成した本の売り方がわかりません。そこで、できることからはじめようと、地元の大型書店に委託販売をお願いすることを思いつき「この本は、目白特産本です。練馬大根が練馬の特産品であるように、この環境絵本は目白・池袋界隈でしか手に入らない特産品なのです。ですから、ぜひ取り扱ってください」という口上で、池袋の4つの大型書店であるリブロ西武池袋店、東京旭屋書店(東武百貨店)、ジュンク堂池袋本店、パルコブックセンター、そして目白の駅前の野上書店 以上5書店に限定して営業をしました。本を手にした担当者のみなさまからは、書籍のクオリティと作品テーマに好感をもっていただき、特別扱いで販売チャンスをいただいたのです。
そして、書店のみなさまのおかげで、目白・池袋エリアから半年間で約800冊を販売することができました。
リブロ西武池袋店
ジュンク堂池袋本店
東京旭屋書店池袋店
パルコブックセンター池袋店
目白野上書店
(作:イアン)
◉絵本は「Amazon」で購入できます
次回は池袋書店を入口に大きな飛躍! 韓国語版誕生のお話です。
[Episode3 : Special Thanks]
Yoshiharu SHIMIZU(ENISHI-YA)
Michio SHIMIZU(HAKUSHINDO)
Shin SHIMIZU(HAKUSHINDO)
Ryou YAMASHIRO(HAKUSHINDO)
Hiro KASHIWABARA(LOCO)
Makoto MURAMATSU(LIBRO)
Takeshi TAKEUCHI(LIBLO)
Noriko YADERA(JUNKUDO)
[15周年記念★今後の予定(タイトルは仮です)]
第1話 地球温暖化防止京都会議(COP3)の会場でデビュー
第2話 画期的!? 絵本マガジンという発明品
第3話 新潟の印刷会社と池袋の大型書店の心意気
第4話 韓国版「動物かんきょう会議」小学校副読本4万部!
第5話 ソトコトでハリィのエコ日記連載スタート!
第6話 東京コンテンツマーケット2007 静止画部門奨励賞!
第7話 東京国際映画祭とモナコでプレゼンテーション
第8話 日中共同製作アニメ「動物かんきょう会議」20話完成
第9話 NHK教育TVで全国地上波放送
生物多様性名古屋会議COP10会場で上映
第10話 地球環境映像祭「子どもアースビジョン賞」受賞
第11話 アニメをつかって環境について考える出前授業
第12話 新宿区立小・中学校「見える化」看板プロジェクト
第13話 世界の子どもたちとキャラクターづくり!
第14話 紙芝居「森のおはなし」
以下、全20話の予定