アヌシー市のカルノー小学校を訪れました!
2012年6月28日

みなさんは、練馬区が日本のアニメの発祥の地であることをご存知でしょうか? 昭和33年にわが国初のカラー長編アニメ映画「白蛇伝」が、昭和38年には、連続テレビアニメ「鉄腕アトム」が練馬区で制作されたのです。

さて、現在、練馬区にはなんと90社を越えるアニメ制作関連会社があり、日本では最大の集積地となっているとのこと。「アニメ産業と教育の連携事業」を実施している練馬区では、区内の小学校とアヌシー市の小学校でお互いが作成したアニメ作品とビデオレターなどを交換しあうという交流を続けているのです。

今年も、アヌシー映画祭の見本市MIFAの期間中、練馬区産業経済部商工観光課長の米さんが、練馬区の子どもたち宛てのアニメ作品とビデオレターを受け取るために、市内のカルノー小学校を訪問し、練馬アニメーション協議会の代表幹事の石黒さんと、わたくしマリルゥも同行させていただきました。

黒板になぜかタヌキのタックが……
(中央向かって右から)石黒さん、米さん、通訳の藤田さん

カルノー小学校では、2つのクラスを訪れました。廊下には、子どもたちがコラージュしたモナリザの顔が並び、教室に足を踏み入れれば、椅子のペパーミントグリーンが色鮮やかです。子どもたちの満面の笑顔と「ボンジュール!」と元気な声に迎えられました。
米さんが、練馬区の子どもたちのプレゼントを渡し、子どもたちに質問をすると、一斉にみんなの手が挙がります。


元気いっぱいの子どもたち

「日本にいってみたい?」との質問には「Oui~!」と元気な返事。
日本への興味と好奇心いっぱいの子どもたち。米課長さんに、次から次へと質問をあびせます。

そんな光景を目の当たりにし、子どものころからの異文化交流のすばらしさを実感しました。そして、子どもたちから託された手作りのアニメ作品を手に、カルノー小学校を後にしたのでした。